▲湿度計で計測してみたら、自製防湿庫は全然防湿効果がなかった…というのが前回までのお話ですが、よく確認したら、私が防湿庫に使っている「洋酒棚」って結構隙間があってこれじゃ湿気は入り放題だわな…というものでした(´Д⊂グスン
ちゃんとした防湿庫を買うことも検討しましたが、とりあえずは今ある洋酒棚防湿庫をどうにか出来ないかと考えて、最初に思いついたのが、洋酒棚の中に除湿機をいれてやればいい…ということ。ただ、大体の除湿機はそこまで小さくない。それと、除湿機が洋酒棚の中に入っても、除湿機の能力が強すぎると、庫内が乾燥しすぎてそれも問題じゃないかと思うわけです。
理想を言うと…
- とにかく小さい。
- 電力を使わないのがベスト(配線が面倒)だけど、電力が必要でも除湿能力を調整できる方がいい。
この2点に絞って、探していたら、似たようなことを考える人が少なくないのか、こういう「需要」はそれなりにあるみたいでした。
USBバッテリーを使うタイプ
▲これはかなり小さいです。しかもUSBでの電源供給で駆動しますから、長いUSBケーブルを用意すればなんとかなるのかな…。でも、我が洋酒棚防湿庫の中はカメラとレンズで満杯で、これを入れる隙間は現在ないですね…一部機材を処分するか、別の場所に保管するしかない…。
それと、この「手のひらサイズ」の除湿機でも、我が洋酒棚防湿庫はそもそも小さいので、効き目がありすぎて庫内がカラカラになって、カメラやレンズに悪影響があるのでは…というのが心配なのですね。具合が悪ければ、別の場所に使ってやってもよいわけですが。
電気を使うけど、電気を使わないタイプ
それから、アレでもない、コレでもない…とずっとネットで除湿機を探している内にみつけたのがこちら。
▲こんな除湿機?がありまして、とても小さいです。
▲こちらにコンセントを挿す穴が…でもこれって電気を使わずに除湿できるんです。
電源コードを挿して、給電してやると熱くなってきます。
▲この中には「B型シリカゲル」というものが詰まっておりまして、
▲詳しくはこちらをご参照いただきたいのですが、ようするに吸湿能力の高い物質なんだけど、加熱したら放湿する…というもの。
だから、除湿させる時は、電源コードを挿す必要がなくて除湿させたい場所に置くだけでOK。水分を蓄えるとB型シリカゲルの色が変わるので(上の写真の覗き窓から色を見る)、色が赤っぽくなったら取り出して電源コードを挿し、加熱して放湿してまた使える…というものです。
▲写真では大きさがよくわからないだろうから、大きさの比較のために…何か手頃な、皆さんの家にも必ずあるものは…と探したら、ロモがありましたので、とりあえず重ねて置いてみました。非常にコンパクトです。
▲こうやって引っ掛けるための金具もありまして、取説を見ると、クローゼットなどにかけることを想定しているようでした。
気になる防湿効果ですが、先日まで我が洋酒棚防湿庫の中は、ダイソーの湿度計で68%だったのが、このB型シリカゲル除湿機を使ったら60%まで下がりました。お値段の割に悪くないんじゃないかな…。
洋酒棚の扉の密閉性を高めてやれば、50%台まで追い込めそうな予感。あともう一つこの除湿機を用意してやれば、50%台前半ぐらいまで持っていけるんじゃないかな…と期待しております。
- 今日の発見 除湿機探しでいろんなものを見ましたけど、世の中にこんなにたくさんの除湿機があるのは驚きでした。湿度の調整に困っている人が少なくないのがわかりました。