黒色中国BLOG

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フィルムスキャン作業の「2つの面倒」の解決法

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古いスキャナーでもフィルムスキャンは充分できる…と書いたけど、試してみたら大きな手間が2つあった。

1つ目は、フィルムホルダーにフィルムをセットするのが面倒なこと。

2つ目は、ホコリの除去が面倒なことだ。

去年の暮から、その対策を考えていたのだが、とりあえず用意してみた「解決策」をこちらでも報告しておこうと思う。

【対策1】フィルムホルダーが3つ用意する 

実際にフィルムをセットして、何度かスキャンしてみたのだが、まず大きな手間になったのがフィルムホルダーにフィルムをセット⇒スキャン⇒フィルムを取り替え⇒スキャンという繰り返しが、大変面倒だった。

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▲1つのフィルムホルダーにセットできる35ミリのスリーブ(6コマ)は2つ。つまり1本のフィルム(36枚撮り)を全部スキャンしようとすれば、

セット⇒スキャン⇒交換

…の作業を3回繰り返す必要がある。

  • フィルムホルダーにフィルムをセットする
  • スキャナーに読ませる

という2種類の作業は、作業的には別種のものなので、これを交互にやるのが大変なのだ。フィルムをセットする際は、手袋の着用が必要になる。一旦セットが終ってスキャナーに読ませる作業では手袋は要らない。

その上、この作業の間はフィルムにホコリが付着しやすい。だから、何度も念入りにブロアで吹き飛ばさねばならないわけだが、この一連の手間がフィルムスキャン最大の面倒事であるといっていい。

そこで…

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▲フィルムホルダーを3枚用意した。

つまり、36枚撮り1本分のフィルムを一度にセットし、スキャンできる。

これだと、フィルムホルダーへのフィルムのセットを先に全部やってしまい、あとはスキャンを3回繰り返すだけである。

実は、エプソンのGT-X820、GT-X830のフィルムホルダーは共用である上にかなりお安い。量販店経由で注文して35ミリ版用3組(35ミリ版のフィルムホルダーは2つのパーツからできており注文は別々である)とブローニー版1つ(こちらは1つのパーツのみ)で、合計で1500円しなかった。

GTX-820は今年の夏で修理対象から外れるけど、GT-X830はまだ現役で、フィルムホルダーは820と共用なので当分は入手可能である。

【対策2】書類ケース

フィルムホルダーを3つ用意するのは名案だった。でも、1度にスキャンできるホルダーは1つだけなので、あとの2つは待機しておかねばならない。その間にもホコリがついてしまう…そこで

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▲こんなものを用意してみた。A4サイズの書類ケースである。

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▲フィルムホルダーを入れてみると、ちょうどピッタリのサイズだった。

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▲もちろん、フィルムホルダー3枚が収納できる。

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 ▲フィルムホルダーの保管時にもホコリを寄せ付けてしまうので、使用しない時の「ホコリよけ」としてもこの書類ケースは使える。

* * * * *

それと、「フィルムホルダー3組」をあと2セット用意して、36枚撮りフィルム3本分を一度にフィルムホルダーにセットして、片っ端にスキャンすることで、作業効率をあげれないかと考えている。

なぜそこまでやるのかと言うと、今まで撮りためてきたフィルムが膨大すぎて(正確には数えてないけど、余裕で何百本とある。1000本は越えてないと思う)、全部デジタル化するのにはかなり時間がかかりそうだからだ。

とりあえず、いま用意したフィルムホルダーを利用して、何本かスキャンをして、様子をみようと思います。

▲私が使っているのは先代の820ですけど、このシリーズはフラットヘッドスキャナーの銘機と思います。読み取りが早くて、いくら使っても全然壊れない。何よりもフィルムホルダーが安く販売されているのが嬉しいです(最初から35ミリ用とブローニー用が1組ずつついてきますが)。

  • 今日の発見 実際やってみたら、フィルムホルダーが複数あって正解でした。でも、これ以上は不必要かな…という感じでした。