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ドッジボールは「ボールを使った格闘技」、脳震盪にはご注意を

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こちらのツイート、何気なくつぶやいただけなんですけど、大量の反響をいただいておりまして、大半は私に同意する内容なのですが、たまに否定するリプライ…というより、ドッジボールの危険性を軽視する人がおります。

私は、ドッジボールのプロではないけれど、実は以前、ある武術を教えていたことがあって、その時の経験で得た知識をこちらに書いておきますね。

【目次】

ドッジボールと脳震盪(のうしんとう)

「ドッジボール 脳震盪」でググればたくさん出てきますよね。

▲とりあえず3つ、貼ってみましたけど。

脳震盪にはカンタンになるのです。

特に、ドッジボールのボールは結構大きいし重いし固い。あんなの、至近距離で頭部に直撃したら、衝撃が大きいから、カンタンに脳震盪になるでしょう。

私の小学校の時にも、ボールが頭に当たって気分が悪くなった子供はいました。私自身、何度か経験がある。ただ、昔はこの手のことがあっても、教師は子供がサボろうとしてオオゲサに症状を訴えていると判断して、無理やりドッジボールを続けさせていた。子供も、興奮状態で面白いので、少々ボールが強く頭に当たっても、そのまま続けるのが普通でした。

脳震盪はカンタンになる

昔、私はある武術をやってて、それで指導する立場にもなったことがあります。

自分自身が何度か脳震盪になった経験もあり、一緒に稽古している人が脳震盪になったこともあり、如何にすれば効率的に脳震盪を起こせるのか?を様々な方法でテストしていたこともあったので(真似してはいけません)、たぶん、私は一般的な人よりも脳震盪に詳しい。脳震盪経験が豊富な人間だと思います(^^)。

頭部に衝撃を与えると脳震盪になります。頭をコツンと叩いたぐらいではなりません。頭の中で「水の中に浮かんでいる豆腐」みたいな脳が、衝撃で揺さぶられ、頭の中でぶつかることで、脳にダメージが加わり、脳震盪になります。ようするに、脳震盪を起こして、相手にダメージを与えようとした時には、脳が激しく揺さぶられやすい打撃を与えればいいわけです(真似してはいけません)。

「そんなのビビってたら、スポーツなんか全部できないじゃん」

という声が聞こえてきそうですが、確かにそうです。

だから、スポーツをやってる時は、誰か横でちゃんと見て、しかるべき判断をする必要があります。そして、小さな異変でも見逃さずに、大事を取って休ませるなり、救急車を呼ばねばなりません。

頭を強く打った時にどうなるか/どうするか

脳震盪に関する情報はネット上にたくさんあるので、正確な情報はそちらに譲るとして、私の経験をまとめると、以下の通りになります。

【一番ヤバい状態】動けなくなった/動かなくなった/動きが変

頭部を思いっきり強打したり、武道の攻撃がキレイに入って、瞬間的に脳震盪状態になることがあります。ぶっ倒れて動かなくなったり、立ち上がれない状態になる。立ち上がれても動きが変。これは、誰が見てもヤバい。たぶん誰も迷うことなく救急車を呼ぶでしょう。「休ませたらどうにかなるのでは」と考えない方がいいでしょう。

▲最近、話題になった相撲の取り組みでの脳震盪の映像。こういう時の動きを覚えておくと、自分の身近で頭部に衝撃を受けた人がいた時に、それが脳震盪なのか、単に足元がふらついているのかが、判断できると思います。

【本当はこれが一番ヤバい】強打はしたけど、自分で動ける

「頭を強く打ったけど、大丈夫。ちょっとフラフラするけど、ちゃんと動けるし、大したことないはず」…というパターンがあって、私はこれに今まで何回もなったことがあるんですけど、このパターンはヤバいです。

強打した時に、アドレナリンがたくさん出て、興奮状態にあるので、しばらくはしっかり動けるのです。というより、いつもより自分がしっかりしていると思う。この油断がヤバい。

大体、1時間から2時間ぐらい後に、強烈なめまい、吐き気、寒気などがして、全く立っていられなくなります。

だから、このケースの場合は、1時間以内に安静に横になれる場所に移動する必要があります。1時間以内なら自分の足でも動けるかも。症状が出始めると、自分の足で動けなくなると覚悟した方が良いです。

この状態の時に、「大丈夫だから」と試合を続行したりして、もう一度頭部を強打すると、「セカンドインパクト」になるそうです。

セカンドインパクト症候群は、まれではありますが深刻な脳しんとうの合併症です。この症候群では、運動選手が前の脳しんとうから完全に回復する前に2回目の脳しんとうを起こした後、脳が急速に膨張します。この症候群になった運動選手のほぼ半数が死亡します。

「なるそうです」というのは、私はそこまでやったことはないので、知識でしか知りません。ただ、何度か脳震盪で寝込んだ経験のある私としては、その状態でもう一度頭部に衝撃を受けたら、そりゃ死ぬんだろうな…という実感は覚えています。

武道とかやっていると、「これぐらい大丈夫」と強気を張りたくなるものですが、周囲の判断で、すぐやめさせて、安静にさせるべきです。

昔、私のいた道場の門下生が、頭部を強打して、道場の隅で寝かされていたけど、しばらくして目つきが変になって、激しい嘔吐をしたことがありました。この状態の時は、絶対に軽視せずに、速やかに病院へ行った方がいいと思います。

【軽い脳震盪】を狙ってやってはいけない

上掲の相撲の動画に関して、ツイッターでの書込みに、「狙ってやっているのでは」というのがあって、まぁそうなんじゃないかな?と私も思うのですね。

武道の試合なんかで、最初から見事な1本を取るのは難しいので、最初に相手の頭部を狙って、軽い脳震盪状態にしておけば、それで動きが鈍くなったり、判断力が低下するので、後の展開が非常にカンタンになる……とか誰だって考えるじゃないですか。

絶対にやってはいけません

もし身近に、この手法をやろうとしている人がいたら、必ず止めて下さい。

ホンの軽い攻撃で、手加減してるから…と思っても、ササイな一撃で、激しく嘔吐する脳震盪状態まで行くことがあるんです。

* * * * *

上記のような経験で、私は「ドッジボールはボールを使った格闘技」だと思うし、子供にはやらせるべきではない…と思うのですね。常に脳震盪のリスクがあるし、「頭部を狙って投げない」と言っても、そんなの絶対に守れるものではありませんので。

他に幾らでも安全なスポーツはありますので、ドッジボールにこだわる必要はないと思います。

ほんとうに危ない スポーツ脳震盪

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  • 作者:谷 諭
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