「永遠跟党走」とは「永遠に党と共に歩もう」という意味です。
この動画は出処が何処なのかはわからないのですが、あちらだとこういう感じの映像が、テレビでよく流れていたりします。
再生は以下から。
細かい理屈は申しあげないつもりです。御興味のある方はぜひ最初から最後まで見てください。何か感じるものがありませんか?こういうのが好きだという人もいるでしょうから、それはそれで結構なんですが、オレはウヨクだホシュだハンチュウだ~!という人でなくても、こういうのって見ていて気持ち悪いと思いませんか?
つまりこれは、労働者も農民も学生も軍隊も全ての民族と人民が、永遠に党と共に歩みますよ~♪という内容です。
よーく見てくださいね。出て来る旗は五星紅旗ではありません。中国共産党旗なんです。
国に忠誠を誓おうという内容ではないのです。党に忠誠を誓おうという内容なのです。
中国と日本は、国としての「体質」が全く異なる
頭のところでみんなが拳をあげて何かを叫んでいますね。これは党員の誓いの言葉だと思われるのですが、45秒目のところで「バオショウダンダミーミー」と聞こえませんか?これはよく人民解放軍の兵士が訓練の時なんかによく叫んでおります。「保守党的秘密」(党の秘密を守れ)と言っているのです。守らなければならない党の秘密って何ですか?(笑)
日本に置き換えて考えてみてください。
労働者も農民も学生も自衛隊も、全ての民族と日本人民が、永遠に民主党と共に歩みますよ~♪という内容のビデオが作られて、その中で拳をあげた人たちが「民主党の秘密を守れ!」って誓いを叫んで、それがテレビでしょっちゅう流れていたら嫌じゃないですか?それが民主党でなくっても、他の党であったとしても、なんだか気持ち悪いものを感じませんか?
中国が悪いとか、日本が正しいとか、そういうことを言いたいのではありません。
中国と日本の国としての体質が全然違うのだ、ということです。
日中友好だの一衣帯水の隣国だの二千年の友誼だの東アジア共同体だの…結構なことだと思います。仲良くなれたらいいですね。でも体質の違いが歴然としているのだから、しかるべき距離が必要なんじゃないでしょうか?その方がたぶん仲良くできるはずなのですよ。日中が距離を置かずに緊密な友好関係を築いて、一つの共同体を成立させるためには、中国の体質が変わるか、日本の体質が変わるか、もしくはその両方が必要になるとおもうのです。
たぶん、中国の体質は当分変わらないと思います。細かい変化はいろいろあるとは思いますけど、「体質」は変わらないでしょう。時代に合わせて変化があっても、変えることの出来ない核心部分を「体質」と呼ぶのではないでしょうか。
では、日本が中国の体質に最適化する必要があるのでしょうか?
労働者も農民も学生も自衛隊も、全ての民族と日本人民が、永遠に民主党と共に歩みますよ~♪と(笑)。
もし、これからの中国はバラ色の発展をするんだとか、もうすぐ民主化するんだとか、実はもう充分に民主的なんだとか、21世紀は中国の時代なんだという人がいたら、ぜひこのビデオを見せて聞いてあげてください。
「気持ち悪いと思わないか?」って。
そう思わないよ、イケてるじゃない?という人がいたら、きっとその人は中国にいるべきであって、日本にいることはその人にとって、とても不幸なことなのでしょう。