黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

インドネシアの米が手に入らない理由

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▲インドネシアの食材を買い込んで、まずはナシゴレンから作ってみよう!と思いましたが、「米」のことを忘れていました。

やっぱり、ここまでいろいろ揃えたのなら、インドネシアの米で作りたいではないですか。

インドネシアは確か、農業大国だったはず。タイやフィリピンも米の輸出はやっているから、インドネシア米もネットで買えるだろう…と、軽く考えていたら大間違いでした(´Д⊂グスン

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日本でも中国でも、通販サイトでいくら探してみても、インドネシアの米は見つからないのです…

変だなぁ…何かの間違いじゃないのかなぁ…と思い、インドネシアの米の生産と輸出について調べてみると…

▲こちら2つの情報を合わせて要約すると…

  • インドネシアのコメの生産量は世界第三位
  • 世界の生産量の8.7%を占める(2007年)。
  • 農地面積は日本の10倍。
  • インドネシアの人口は日本の2倍弱
  • 1人あたりのコメの消費量は日本の2.5倍。
  • インドネシアはコメをたくさん作っているが、たくさん食べているので、コメが足りない(上掲のクロス・マーケティング社のウェブページにある表を見ると、2000~2016年の間に生産量が消費量を上回ったのは、2007~2008年の2年間だけ)。
  • コメの自給は一時達成したけど、慢性的にコメが足りないので輸入している。
  • 現在のコメ生産の成長率は人口増加率を上回って推移しているので、この傾向が続けば今後コメの輸入は減少傾向となっていく

こういう状態だから、中国や日本でインドネシアのコメを見かけることがないのですね。

本場の調味料に、本場のコメで、本格派ナシゴレンを作ってみたかったのですが残念です…

現代インドネシアを知るための60章 (エリア・スタディーズ113)

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