以前、日本に帰ってから税関検査で犬が反応しまくって別室に連れて行かれた。上海滞在中に友達の家のネコがずっと私のカバンの上で寝てたので(毛もたくさんついていた)そのニオイに反応したんじゃないかと思うのだが、職員は絶対何か出てくるという確信で荷物全部ひっくり返して出ないと怒り出したw
— 黒色中国 (@bci_) January 15, 2019
▲この連投、非常に長いのですが、たくさんの反響を戴きました。その全部を書き出すのは大変なので、ここで私が「発見した」エッセンスを抜き出すと次の2点になります。
私は中国や香港と日本の間をしょっちゅう行き来するので、入国の際に税関を通過するわけですが、大体において素通りです。何もチェックされません。
ただ、長年こうして旅が多いと、たまに「引っかかる」ことがあります。「ランダムチェック」もあるので特別私が何かしたとか、違法なものを持ち込んだ…というわけでもないのですが。
税関の探知犬はどれぐらい正確なのか?
税関で引っかかりにくくする対策というのは、ネット上にたくさんあるでしょうから、こちらでは書きませんけど、今回の連投を通じてわかった「探知犬」の特徴としては
- たまに小型犬が税関にいるけど、あれは犬嫌いな人にも配慮してあまり威圧感を与えない配慮らしい(探知犬としての能力はある)
- 犬は特定のニオイに対して探知する能力を訓練されている。だから「麻薬犬」もいれば「ドライフルーツ犬」もいる。肉や果物、火薬に反応する犬もいるらしい。
- 優れた探知犬になる素質は「遊び好き」「好奇心が強い」「シツコイ」ことが必須であるらしい。これは、ニオイを染み込ませたタオルで遊んであげることによって訓練するようになっているため、遊びが好きでもなければ好奇心もない、シツコクもない犬は最初から探知犬には選ばれていない。つまりそれらの「性格」のために、間違って「探知」してしまうこともある。
- 私が税関で引っかかった時に所持していたカバンは中国の友人宅で2週間近くネコが気に入ってずっと上に乗って寝ていたためにネコの毛がたくさん付着し、ニオイもついていたと思われる。
- こういうカバンを見つけた際に、麻薬やら火薬やらの「違法なもの」とは無関係に探知犬の本能が刺激されて「反応」する可能性は高い(家庭の犬でも、よその動物のニオイをつけて飼い主が帰宅すれば反応する犬がいたり、全く無反応の犬がいたりするけど、それと同じ感じ)
私がシツコク取り調べされた税関は、職員がよっぽど探知犬に全幅の信頼を置いていたのか、職員の性格がよっぽど悪かったのか…と思うのですが、連投でも書いたように税関ごとの「カラー」もあるそうなので、一概には言えません。
私はあれ以来、旅行に使うカバンにはネコを近づけないようにしたこともあってか、その後、税関の探知犬に「反応」されることは皆無となりました。
▲ちなみに、ランダムチェックについてはこういう情報がりました。ようするに…
- ターンテーブルで荷物をピックアップするところから観察されている。
- 利用客が多いとそれが出来ないから税関審査の際に念入りにチェックされる。
…というわけです。
それと、10年以上前のことですが、9月11日に帰国した際に厳しく荷物を調べられたことがあって、理由を聞いたら「9・11のテロの日ですから」とのこと。そういう「記念日」には税関審査を強化するみたいです。
警察犬・麻薬犬・災害救助犬・爆発物そう査犬・地雷犬―出動する犬たち (はたらく犬)
- 作者: 日本補助犬協会
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログを見る
そして「七味唐辛子」
この税関の連投でもらったリプライで知ったのですが…
食品に関するregulation(法規制)は、国によってさまざまであり、一部の国では、麻の実、けしの実が、法律の規制の対象となっているところもあります。
そこで、全世界すべての国に輸出する事が出来るように、海外向けの「S&B七味唐からし」の中身のうち、けしの実と麻の実を除いて、その代わりに別のスパイスを入れております。
※因みに、日本向けの七味唐辛子に入っているけしの実、麻の実については、無毒である種子を使用しておりますし、 熱処理され、発芽しないようになっておりますので、安全性には全く問題がございません。
海外向けの「S&B七味唐からし」には、けしの実と麻の実の代わりに、白ごま、しょうがを入れております。
また、商品名も日本のものとは、少し変えております。日本では、七味唐辛子を『しちみとうがらし』と発音しますが、海外の方々にとっては、一味唐辛子(いちみとうがらし)と発音が混同するという事で、英語表記で「NANAMI TOGARASHI」としております
私は七味唐辛子が好きでして、香港にいた時にも使ってましたけど、あれって香港で買ったものだったかな…香港の日本食材を売っているスーパーで買ったと記憶しているのですけど、味の違いと「NANAMI」と表記されていることについては気付きませんでした。
次に香港へ行った時に、「NANAMI TOGARASHI」を買ってこようと思います(^^)
警察犬・麻薬犬・災害救助犬・爆発物そう査犬・地雷犬―出動する犬たち (はたらく犬)
- 作者: 日本補助犬協会
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログを見る
- 今日の発見 犬に好かれるのも考えもの…税関を通る際は犬の好奇心を刺激しないように気をつけたいものです…