黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

旅行に持っていける「水の要らないシャワー」

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中国を旅行していると、お風呂に入れない、シャワーも浴びれない…という時があります。

昔、中国の長距離鉄道に乗ると、朝の洗面所で上半身ハダカになって、冷水摩擦をやってる人がおりまして、「健康オタク」なのか?と思いましたけど、そういう人は1人ではない。よく見ると2人、3人、時間をずらして結構な人がやっておりまして、あちらだと二泊三日の鉄道の旅とかも珍しくないので、水に濡らして固く絞ったタオルで、身体をふくわけです。

そうすると、シャワーを浴びれずとも、お風呂に入れなくても、けっこうサッパリします。

この方法だと、水とタオルさえあればなんとかなる。

ただ、もうひと工夫できないだろうか…と考えるわけです。

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▲ちなみにこちらは周恩来専用客車のバスルーム。中国の鉄道で、こういう立派なお風呂を自由に使えるのは国家指導者ぐらいでしょう。

【目次】

長期間、身体を洗わないとどうなるのか

私は諸事情あって、中国旅行の時に50日間ぐらいお風呂に入らなかったことがあるんですけど(汚い話題ですみません)、冬だった上に、乾燥した地域にいたので、あまり問題にはなりませんでした。乾燥しているとニオイもあまりしませんし、皮膚がかぶれたりすることもほぼなかったです。

ただ、ある程度湿気があるところで、寒くても身体を動かして汗をかく状況にあると、ニオイが気になる上に、3日間も身体を洗わないと肌がかゆくなってきますね。

でも、そこには水道がないとか、夜中に身体を洗うために谷間まで水を汲みに行くのが大変だとか、シャワーを浴びに行くのが大変な場所だとか、あまり入りたくないシャワールームであるとか(これがけっこうあるw)、断水しているとか、数日連続で鉄道とバスを乗り継いでシャワーどころじゃないとか、中国にいると色んなことがありますので、どうしても身体が洗えない…ということがありえるわけです。

こういう話を書いていると、「キタねぇ貧乏旅行やってんだなぁw」と思われるでしょうけど、

▲こういうこともありますし、私は中国以外の国に行ったことがないので、他所の国の状況は詳しくないですけど、世界に目を向けると、水をたくさん使えないからお風呂に入れない…というのは特に珍しいことではないようです。

水の要らないシャワー

上掲のTEDの「水いらずの風呂」を見て、「そうだ!この手があったか!」と思いまして、さっそく入手しようと思ったら…

https://www.headboy.org/drybath/

▲ググったらこちらのリンクが出てきたんですけど、404なんですね…あまり売れなかったのか。

それで、ジェル状の消毒液を身体にぬれば、「水の要らないシャワー」になるのでは?と思ったのですが

けっこう大きいのです。60mlのタイプもありますけど。肌につけた感覚が、「なにか違う」という印象でして、もうひと工夫ほしいな…と思ったのです。

それからしばらくたって、

「そういえば、赤ちゃんのお尻を拭くための大きなウェットティッシュってなかったっけ?」とフト思いつき

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▲実際に入手したのはこちら。こちらの方がコンパクトでいいかな、と思いました。

「除菌ウェットシート」はシャワー代わりになるのか? 

結論から言うと、成功でした\(^o^)/

冬場であまり汗をかかない状況ですけど、3枚ぐらい使えば1回シャワーを浴びたのと同じぐらいの快適さでした。

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▲特にこの「キレイキレイ」はエタノールが入っているけど、モモの葉エキスのおかげか、あまり消毒液臭くないのですね。

それと、メッシュ地のシートのおかげか、肌表面の汚れが取れやすいみたいで(※個人の感想です)、手指の汚れを取るのに特化した除菌ウェットシートというだけのことはあります。

これで汚れやすいところや、汗をかきやすい場所をふいてやると、さっぱりして気持ちよく眠れます。私は2日も風呂に入らないと身体がむず痒くなってくるのですが、このウェットシートを使っていると大丈夫でした。

ジェル状消毒液ではあまりよくなくて、なぜ除菌ウェットシートならOKだったのか…その理由を考察してみますと、ジェル状消毒液は単に消毒液を肌にすり込んで乾燥するだけだから、汚れは落ちてないのです。ティッシュペーパーと併用してもティッシュペーパーは汚れを拭き取る能力が高くないのです。

除菌ウェットシートは、エタノールでほどよく濡れているし、シートがしっかりしてメッシュ地なので、汚れを「拭き取る」効果が高く、肌に気持ち良いのかと思います。

30枚入っているので、これで10回は「シャワー」できますw

タオルを使った「冷水摩擦」だと、使用後にタオルを石鹸で洗って干してやらないとニオイが残るのですけど、ウェットシートなら使用後は捨てるだけなので簡単・便利です。

こういう旅行の悩みがない人にとっては、どうでもいいこととは思うのですが、最近の私にとっては大きな発見なのでした。

旅行以外でも、入院などで簡単にお風呂に入れない人にも、この方法は使えると思います。

追記:からだふきシートについて

こちらの記事を公開した後、ツイッターでたくさんご意見を賜りましたが、その中で「からだふきシート」というものを教えてもらいました。

▲こういうものですが、アマゾンで「からだふき」で検索すると色々出てきます。

こちらは介護や病院などで使用するものみたいです。それと意外に安いですね。私も次回の旅の時に利用してみようと思いますが、「キレイキレイ」は包装が小さめなので(ウェットティッシュとしては大きいのですが)、「からだふき」の用途以外に、旅行中の手洗いや除菌などで使えるから汎用性が高いのがメリットかと思います。