【中国初の極地専用固定翼機、南極での試験飛行に成功】同機は南極観測、特に内陸観測において迅速な輸送、緊急救助といった重要なサポートを提供する https://t.co/2mNPQEYsNr pic.twitter.com/lwbHel9Lss
— 黒色中国 (@bci_) 2015, 12月 9
写真を見ると、何となくどこかで見たような機体…「中国初の」とあるけれど、これって中国が開発したのかな?と思いながらツイートしたら、複数の方から「DC-3?」という質問が舞い込みました。
▲百度百科を見ても、先ほどのニュースと同じようなことしか書いていないのですね。「中国初の…」とくれば、もっと自慢しまくると思うんですけど。
▲こちらに詳細が書かれていました。雪鷹601は、DC-3を現代化させたBT-67が原型だそうです。
▲【参考写真】雪鷹601
▲フォロワーの方から教えてもらいました。機体番号で調べることができるのですね。「C-」から始まるのはカナダの機体で、中国のものなら「B-」から始まるそうです。上掲のリンク先の情報を見ると、「Country」がカナダのままなので、カナダから国家海洋局極地考察弁公室(Chinese Arctic and Antarctic Administration)にリースされているものと思われます。
雪鷹601とBT-67は何が違うのか?
雪鹰601在外观上与DC-3最大的不同为安装了可拆卸的滑橇式起落架。滑橇式起落架虽然增加了飞机的重量,并且不能在飞行过程中收起,但在南极多雪的简易机场起降时,能保证飞机不陷进雪地。除了常规的航电设备,雪鹰601还装载了地磁仪、机载合成孔径雷达、机载激光雷达系统等特殊装备,并在机翼下添加了网状天线。在执行运输任务时,雪鹰601一次可以运载19人。目前,仅在南极地区,就有数架BT-67在执行任务
先ほどの中文ウェブサイトの解説を読むと、雪鷹601とDC-3の外観上最も異なる点は、折りたたみ式の「ソリ」を装備していること。南極での使用が前提になっているので、離着陸時にはソリを使うのですね。
それと、磁気儀、合成開口レーダー、レーザーレーダーなども装備しており、翼の下にはメッシュアンテナが取り付けられているそうです。これらの装備から考えると、中国は南極で地質や埋蔵資源の調査をしているのでしょうか…。