この時期アメリカの大型スーパーやなんやに遊びに行くと多彩なダサセーターに出会えて楽しいぞ! おすすめ! pic.twitter.com/ltbX2WEiMt
— Moa (@moa810) 2017年11月7日
このツイートを見て、そういえば中国にもダサセーターがあったな、と思い出した。色んな変な柄のものがあったと思うのだが、私自身も1つ持っていた。
▲私が持っている中国のダサセーターはこんなのだ。柄はない。緑一色。ゴワゴワしたウールで、作りはシッカリしている。肩幅はピッタリだけど袖が長い。北京で留学していた頃に購入したものだ。
▲ポケットが微妙に小さい。タバコの箱が入るか入らないかぐらいのサイズ。脇のちょい下ぐらいの高さで、一般的な胸ポケットとしては位置が低いような…たぶんこの方が出し入れしやすいという判断なのか。それと、このポケット、形が何やらオカシイ。全体的に形もオカシイ。大量生産のものであろうが、どことなく手作りっぽい「味」に仕上がっている。
裾はお尻が半分隠れるぐらい長い。中国人の標準体型は、手が長く胴が長いのだろうか…裾のゴムは強めでしっかりとフィットする。何事も実用主義の昔の中国らしいセーターである。
▲このセーターをダサセーターたらしめているのは、このタグであろう。テニスをするパンダw。北京で購入したものだが、「上海民建羊毛衫廠 上海浦東滬川線邵弄站」とある。「上海民建ウールシャツ工場」という意味で後ろのは、住所の変わりにバス停を書いたもののようだ。
「沪」は「滬」の簡体字。このバス路線に
「邵弄」というバス停があるので、工場はそこにあったのだろう。いまでも工場はあるのだろうか?いつかはこのセーターを着て、工場を訪問してみようとたくらんでいる。