黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

インスタント重慶小麺の「紅焼牛肉ジャガイモ麺」を食べてみました

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▲先日の記事は、「誰がこんなもの読むのか…」と思いつつ、ツイッターにアゲても誰も見ないんじゃないか…だったらこっそりブログにアゲとくか…と思って書いたのですが、意外に反響が大きかったです(なぜ?w)。ありがとうございました!(^^)

前の記事にも書いた通り、大変気に入ったので、また外出した際に、インスタント重慶小麺を買いに行ったら、同じものはありませんでした。

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▲その代わりに、この黄色いパッケージのものがありましたので、今回はこちらをレポートいたします!

【目次】

パッケージ観察

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▲パッケージを良く見ると、

  • 非油炸(油であげない)これは前回と一緒
  • 馬鈴薯方便麺(ジャガイモ・インスタント・ヌードル)
  • 牛肉麵

とあります。

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▲日本人には馴染みが薄いのですが、中国にはジャガイモの麺があるのです。

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▲こちらもお湯を注ぐだけでOK。

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▲1つ気になったのは、パッケージの裏にはりつけてる日本語の原材料名に誤記があることで、麺のところに(菜種油、甘藷澱粉、小麦粉)とありますけど、その上の本来のパッケージのところに麺の原材料が見えていて、そちらには(小麦粉、馬鈴薯全粉、菜種油)とあります。

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▲こちらを見ると、麺と調味料をお椀に入れて、600mlのお湯を注いで、フタをして4~6分で食べられる…とあります。

開封の儀

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▲1つのパッケージに4つ入ってました。

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▲ジャガイモ麺、スープ、それと透明の袋に入っているのは、康師傅の紅焼牛肉麺のアレと同じタイプのものですね。

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▲ジャガイモ麺は、前回のサツマイモ麺よりシッカリした感じです。

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▲ちょっと黄色で平べったい麺です。サツマイモ麺の方がペラペラでしたけど、あっちの方が吸水性がよくない?(お湯を注いで8分かかる)厚みのあるジャガイモ麺の方が早く出来上がるのが不思議な気がします。

調理開始!

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▲お椀に麺とスープを入れてお湯を注ぎ、6分過ぎたら、紅焼牛肉を入れて出来上がり…なわけですが、これだけだと寂しいので…

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▲こんなものを用意しました。この手の練り物系はスーパーで安売りしている時に、まとめて買い込んで冷凍保存してあるのです(^^)

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▲さつま揚げを焼きます。こういう一人分の調理の際に、卵焼き器は便利ですね。さつま揚げに油が含まれているので、油を敷く必要はありません。

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▲両面に焦げ目がついたらOK!

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▲お湯を注いで6分後の様子。お湯を注ぐ前は黄色っぽい麺でしたが、お湯を注いだら真っ白になってました。

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▲そこに紅焼牛肉投入!立ち上がってくる独特のニオイ…これは康師傅のアレとほぼ一緒です。1つ違うのは、臭みがないことかな。康師傅の紅焼牛肉ってちょっと臭いじゃないですか。アレがないんです。前回のインスタント重慶小麺麻辣味とも違う。こちらはクセのない香り・味で、これだと普通の日本人にも充分食べられるでしょう。

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▲そこに焼き上がったさつま揚げをのせて出来上がり!\(^o^)/

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▲いい感じで焼き上がりました。食べるのがモッタイナイくらいw

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▲最初からついてくる乾燥ネギが結構多めなんですけど、出来たら生のネギを刻んで入れたいところ。

▲こちらで紹介した油葱酥を入れてもいいかも知れません。

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▲ジャガイモ麺は、特にコシもなく、柔らかくて胃腸への負担も少ないです。とはいえ、サツマイモ麺よりはちょっと重い感じかな。硬めの麺が好きな人はお湯を注いで4分ぐらいで食べちゃえばいいのかな。私は最近、固いものを食べるのが辛くて、何でも柔らかくして食べるのが好きなのですが。

結局、これらは本当に重慶小麺なのか?

光友の重慶小麺の2つのタイプを食べて思ったのは、「これって本当に重慶小麺なの?」ということ。よく見たら生産しているのは四川省の会社だし。「重慶小麺」じゃなくて、「四川芋麺」じゃないのかw

▲百度百科で「重慶小麺」を調べても、イモの麺とは書いてないんです。

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▲そこで、改めてパッケージのメーカー名を見たら、「四川光友薯業有限公司」と書いてます。

「薯業」…つまり、ここってお芋専門の会社なのですね。

▲光友薯業の公式ウェブサイト。こちらに会社の説明が書かれてますけど、1992年に設立されたイモ類専門の加工会社で、60万の貧しいイモ農家を救うために云々…とあります。

ここでザックリ説明すると、四川省は山に囲まれた盆地で6割ぐらいが山間部。平地は4割程度なので、面積の割には大規模な耕作には不向きな土地でして、それでイモとかマメ、トウモロコシみたいな平地でなくても作れるような農作物の生産が盛んなのです(たとえば有名な四川料理である麻婆豆腐…豆腐も豆板醤も「マメ」で作ります)。

それで、イモをそのまま売るのではなく、加工して販売する会社を作った…そこが最近のブームにのっかって、「重慶小麺」の名前だけいただいて、サツマイモとジャガイモのインスタント麺を売りだした…のが、私の食べたインスタント重慶小麺ではないか…と思われます。

光友の製品はまだ他にもあって、日本でも入手可能のようなので、他にも探してみようと思います(^^)