黒色中国BLOG

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なぜ日本には「写真雑誌」が根付かないのか

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私は写真が趣味なので、普段RTするツイートに写真関連のものが多いのですが、そうやってツイッターを9年もやっていると、写真関連アカウントの相互フォローが増えました。それでよく見かけるようになったのが「IMA ONLINE」というアカウント。

当初は、「アートフォト専門のサイトなのか…」とばかり思っていたので、今まで全然気づかなかったのですが…

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IMA」という雑誌があるのですね。いやー…早く言ってよ…写真雑誌大好きなのにw。アカウントのプロフに書いてないから全然気付きませんでした。

早速、雑誌を入手…と思いましたが、現在26号まで発行されており、どれから入手しようか…と悩んだ結果、まずは創刊号を取り寄せることにしました。ある雑誌の本質を見抜こうとするなら、創刊号を見るのがベストです。

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▲この最初の「イントロダクション」で気に入りました。日本って、カメラメーカーは世界に冠たるのがたくさんありますけど、「写真を見る文化」は「世界に冠たる」じゃない。

なぜ日本には「写真雑誌」が根付かないのか

日本では「カメラ雑誌」は多いけど、「写真雑誌」はない。あってもすぐに消えてしまう。『deja-vu』が大好きで全号持ってますけど、もうずいぶん前に休刊になってしまった。『フォトプレ』はたった8号で終わってしまった。『DAYS JAPAN』は先月休刊になってしまった…前々から、日本の「写真雑誌」が置かれている状況にフラストレーションを感じていたのです。

私も「写真機材」の話は好きですけど、良質の写真をたっぷり見られる、写真家の話や写真論がガッツリ読める「写真雑誌」がずっと欲しかった。

『IMA』は決して安い雑誌じゃないですけど、ボリュームたっぷりで、見応え、読み応え、充分にアリです。

久しぶりに面白いものを見つけました。とりあえず、気になる号から買い集めようと思います(^^)

IMA(イマ) Vol.26 2018年11月29日発売号

IMA(イマ) Vol.26 2018年11月29日発売号

  • 今日の発見 後日知ったのですが、今は写真好きの人が集まって「ZINE」と呼ばれるタイプの写真同人誌を発行するのが流行っているのだとか。日本だけじゃなくて海外でもあるそうで、DTPとか小規模の印刷が普及した現在、小規模の「写真雑誌」をカンタンに発行できる環境が整っており、そういうカタチで「根付いている」といえるのかも知れません。