黒色中国BLOG

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【香港のご飯物】(2)ぶっかけ飯で見えてきた香港の日常

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日本人にとって、香港の「食」といえば、「飲茶」の印象が強いと思うのですが、住んでみると何かと忙しくて、ゆっくり飲茶を楽しむ時間があまりない。

安く手早くエネルギー補給が出来て、美味しいものって何かないのかな…と日々考える。そうなれば、自然と「ぶっかけ飯」になると思うのですね。私も昼食や夜食にしょっちゅう、ぶっかけ飯を食べていました。

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特にこういう、鹹蛋(塩漬けタマゴ)付きのチャーシュー飯が大好きでした。

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こちらはスブタをご飯にかけたもの。日本には「酢豚丼」がありますので、その香港バージョンですね。

香港のこの手の料理には、「健康志向」とか「ヘルシー」とか「ダイエット」という概念が完全に欠落しているので、食べていて楽しいです。香港は暑い時期が長くやたらと汗をかくし、何かと動きまわることになるのでカロリーの消費量も多い。だから、こういうのを毎日食べていても私は太りませんでした。

香港のお弁当

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こちらは鶏肉と木耳と野菜を一緒に炒めて醤油あんかけみたいにしているのをご飯にかけたもの。こういうのは日本人の好みにかなり近いと思います。

ビジネス街の近くだと、お昼のお弁当を売る小さな店とか、もしくは持ち帰りできるレストランがあって、よくそういうところを小まめにみつけては試していました。

観光旅行で香港に行ったら、もっと他の良いものを食べるだろうから、わざわざお弁当を食べることはないと思うんですけど、こういうお弁当を買って、どこかの公園で地元の老人やフィリピン人のお姉さん(メイドさんが休みなどで友達と一緒に公園にいることが多い)と並んで座って食べていると、観光目線とは違う視点で香港を見ることが出来ました。私にとって、ぶっかけ飯のお弁当は、香港の日常生活の中に入っていくきっかけでもありました。

【香港のご飯物】(全5回)

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