黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

LaowaとYongnuo…中国製レンズ、2つの方向性

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 昨日、話題になったツイートはこれでした。26日の21時にツイートしたのですが、現時点(27日朝)で既に130RTを越えています。

誰も見ないだろう…と思いながら、自分自身の記録のためにツイートしたのですが、思いの外、多くの人々の関心を集めたようです。

それにしても、このレンズ…栗林慧さんの「虫の目レンズ」を商品化したものなんでしょうかね…

虫の目レンズとは? 

知らない人は知らないけれど、知っている人は知っている有名な昆虫写真家で栗林慧さんという方がいらっしゃいます。彼が使っている「虫の目のレンズ」は、医療用内視鏡を改造したものだったと記憶していますが、私もああいう写真を取ってみたく、自作してみようか…どこかで売ってないかな?と思っていたところでした。

中国製レンズ、2つの方向性

私はカメラ好きで、以前から中国製写真機材に興味があり、色々見てきましたが、今までの中国製写真機材は、あくまでも中国国内向けで、日本から見たら、30年ぐらい前の製品みたいなのばかり。実用品として購入する気にはなれませんでした。

ところが、最近になって中国製写真機材が面白くなってきているのに気づき、その中でもレンズに注目していたところなのでした。

※ ※ ※ ※ ※

大別して、中国製レンズには2つのカテゴリーがあって、1つは今回の「虫の目のレンズ」を出したLaowaのような高級志向&特徴のあるレンズを作るメーカー

http://www.venuslens.net/

▲こちらはLaowaの公式HP。超広角とかマクロとか…そういうレンズ専門です。

▲この超広角は私も一時期購入を悩んだのですが、それほど安いものではないのですね。実物を見たことないので、どれぐらいの品質かは不明ですけど、高級路線です。

 

もう一つのカテゴリーは、激安系レンズになると思います

永诺镜头

▲こちらは永諾(Yongnuo…ヨンヌオ)という激安ストロボで有名になった会社。そこが50ミリF1.8と35ミリF2.0のレンズを出しています。

見た目、どうもキャノンのレンズに似ている…

YOUTUBEで検索すると、Yongnuoレンズとキャノンレンズの比較動画が幾つかありますけど、Yongnuoの方が絞り羽根が多かったりで、全ての面においてキャノンに劣るわけでもなさそうです。割り切って使う分には、Yongnuoもいいのかな…というレベル。

現在の中国製レンズは、標準ズームのようなメジャーなカテゴリーで勝負せずに、特殊用途のレンズか、単焦点の激安レンズのカテゴリーに進出しているわけですが、これってあと10年も経てば、シグマやタムロンに続く、互換レンズメーカーに成長するのでは…。

50mm F1.8は、中国では300元ぐらい(現在のレートで4510円)で買えますので、1つ入手して、どれぐらいの実力なのか、試してみようと思います。