最近は、日本でもワクチン接種の話題が盛り上がっているが、中国や香港では先行して接種が始まっているので、友人たちに話を聞いてみた。
話を聞きやすい友人にだけ聞いてみたので、「調査」といえるほどの正確さはないが、6人に聞いて、すでに打った者は1人もいなかった。
本心でいうと、みんな気が進まない
6人の内、1人は香港にいる日本人で、この人は打つつもりだがまだ順番が来てないらしい。ファイザーを選んだ。中国のワクチンは打ちたくない…とのことだった。
中国人の1人は、「打ちたくない」と明確に拒否した。
「私は地元から離れないし、ここには感染者もいないし、余所者もほとんど来ない。」
中国でワクチン接種を拒否できるのには驚いたが、これは最近のニュースでも何度か話題になっている。中国ではワクチンの強制を巡って、悶着になっている。地域によっては強制させたり、中央が強制を止めたり、実は中国製ワクチンの副反応や有効性が薄いのが露見したため、あまり強く勧めなくなったとか、諸説ある。
打たない友人は、それらの騒動をある程度知っているので、気が進まないのか。
他の4人は、香港人と中国人だが、「打つつもりだが、急がない」という答えだった。
「もう少し様子をみてから」
香港の友人は、「中国のワクチンは打たない」と言っていた。
つまり、副反応が怖いのだろう。
友人たちが慎重になっているのを聞くと、私も気が進まなくなってきた。
ワクチンを打たないと、今後、香港や中国に行くのにも困るだろうから、打たないわけにもいかないのだが、今の情勢を見ていると、ワクチンとは無関係に、「中国や香港に行けるのか」という疑問もある。
とはいえ、日本国内での生活や移動にも支障がありそうなので、やはりワクチンを打つことになるのだろう。
反ワクチンのデタラメなデマを(5Gのチップが入ってる云々w)聞いていると、非科学的で馬鹿げたことだと笑っていたが、実際打つとなると、不安は尽きないものである。
【追記】中国ではワクチンを打つメリットがない
こちら中国在住日本人ですが、私もワクチンは打ちません。理由は漠然とした不安というよりもメリットが無いからです。現状では中国国内では感染の心配は(ほぼ)無く、また入国時の隔離免除もありません。メリデメを比べるにもメリットが無く、国外へ出る必要性の薄い中国人なら尚更かな、と思います。
— 坂上田村麻呂 (@YouDoWho) 2021年5月10日
ブログ公開後いただいたリプライですが、中国在住の方からご説明いただけたので、こちらにも転載しておきます。坂上田村麻呂様、ありがとうございました(^^)