配備が判明した無人機は中国製のBZK005型。レーダーに映りにくいステルス性能を持ち、約40時間にわたり広域での偵察活動が可能という
この件に関する情報を集めておきます。
場所:南シナ海西沙諸島永興島
BZK005型無人偵察機
▲こちらに詳しい情報がありました。
中高度での長時間の偵察・監視任務に従事する高高度滞空型UAV(HALE-UAV)に分類される
…と説明されています。
▲こちらは中国語による説明ですが、この中で2013年9月9日に東シナ海の日本の航空識別区に侵入したことがあるとの記載がありました。
http://www.mod.go.jp/js/Press/press2013/press_pdf/p20130909_02.pdf
▲こちらは、日本の統合幕僚監部のPDF。機種名は書かれていませんが、BZK005らしき無人機の写真が掲載されています。
動画
▲台湾のテレビ番組による解説(中国語)。
急速に軍事化が進む永興島
永興島といえば最近動きが激しいです。
▲燃料の備蓄設備建設の話が出たのが去年の暮。
▲ミサイルが配備されていると報道されたのが今年の3月。
▲ちなみに、こちらの記事に書いておきましたが、ベトナムがロシアから潜水艦を購入して、南シナ海のパトロールを始めるとの情報がありました。
【米大統領 ベトナムへの武器禁輸 全面解除を表明】アメリカ政府は、ベトナムの人権問題を理由に1984年以降、武器の輸出を正式に禁止してきましたが、この措置の全面解除に踏み切った結果、かつて戦火を交えた両国の関係が一段と強まることに https://t.co/jmvpO9DpVG
— 黒色中国 (@bci_) 2016年5月23日
つい先日、米国のベトナムへの武器輸出も全面解禁になったばかりです。 中越間の軍事摩擦が拡大しているため、今後も中国による南シナ海の島の軍事化は進むように思います。