【中国抗日パレード】『北京市内はハトも“飛行”禁止「ハエや蚊も飛行禁止にすれば」「やり過ぎ」と批判相次ぐ』北京市当局は抗日戦争勝利70年記念の軍事パレードが行われる9月3日の午前0時から正午まで市内で飼育しているハトを飛ばすことを禁止 http://t.co/aSx5LbKsxr
— 黒色中国 (@bci_) 2015, 8月 29
▲このニュースを読んで、中国当局のやり過ぎを笑った人は多かったと思う。私も同じように笑った1人であったが、なぜ「ハト」までも禁止するんだろうか…そういえば気になることが1つあった。
▲北京ではこの動画のように、鳩笛をつけたハトをたくさん飛ばして、音を楽しむ習慣がある。私も以前、北京にいた頃、前門から琉璃廠のあたりを散歩していると、この光景をよく見かけた。
「音」が問題になっているのではないか?
▲さっそくググってみたら、空中音響技術を利用して飛来するドローンを探知するシステムがみつかった。
ドローンは低空で飛ばせられるし、小さいものなので、たぶんレーダーで探知するには向いておらず、音響で探知する方が効果的だったりするのではなかろうか。
▲何か見つかるかな…と思って、中国のショッピングサイト『タオバオ』で調べてみたら、検索結果はゼロ。法律・法規・政策に基づき、「ドローン」(無人機/无人机)の検索結果は表示できないことになっている。これが以前からの処置か、軍事パレードの期間中だけなのかは不明。
たぶん、中国当局は、軍事パレード期間中のドローンによるテロ攻撃を防ぐために、なんらかの空中監視システムを導入しており、その邪魔にならないようにハトの飛行を禁じたのではないだろうか。

- 作者: リチャードウィッテル,佐藤優,Richard Whittle,赤根洋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/02/21
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (7件) を見る

ドローン・ビジネスの衝撃 小型無人飛行機が切り開く新たなマーケット
- 作者: 小林啓倫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/07/21
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る