黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

『中国釣魚紀行』始めました(1)報道で中国は理解できない

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最近、中国で釣りをして、その記録をツイッターで公開している。これは数年前から暖めてきた計画で、釣りを通じて中国の実情に迫りたい…と考えているためだ。 では、どうして中国で釣りなのか、ということについてに述べておきたい。

報道で中国は理解できない

長年…ほぼ毎日、日本の中国報道を見ていて思うのは、「中国の実情がよくわからない」ということだ。これには2つの理由があって、1つは「報道は事件性のあることしか扱わない」から。いわゆる犯罪とか社会問題とか。そんなものばかり並べて中国を見ていると、中国が犯罪と社会問題しかない国のように見えてしまう。 報道を通じて、ある国を理解しようとするのは、負の面だけを見ることになりかねない。

報道は偏向する

報道は商売でやっているものだし、会社ごとの政治的なカラーが出てしまうので、「公正中立」というのはありえない。これが2つ目の理由である。複数の報道機関が同じように中国の犯罪や社会問題を取り扱っていても、「親中」「反中」などの方向性が出てきてしまう。「中国を持ち上げよう」または「中国を貶めよう」という結論が最初から決まっていて、そういう「型」に時事問題を落としこんでいるだけのようにも見える。

中国人ツイーターの言葉

以前、中国人のツイーターから、あるニュースツイートについて、「そりゃ、中国で問題のあるところへ行って、問題だけを報道しているんだから、まるで中国全部が悪いみたいに見えるだろうね」というリプライを戴いたことがある。そこで、「中国の問題のないところへ行って、問題じゃないことを報道するのは可能なのか」と考え始めた。「そんなことに何の意味があるんだろうか」とも考えたが、毎日ツイッターを見ていると、日本では中国のことが正しく伝わっていないのではないか…印象を強めるようになった。そこで、報道とは別に、中国について伝える方法はないのだろうか…出来れば、自分が取材する形で…と、方法を模索するようになった。(続く)