前々から欲しいと思っていたカメラをやっと手に入れた。
だが、今回はカメラの話をしたいのではなく、中古カメラ店についてだ。
「中古カメラウイルス感染者」は外出自粛できない
緊急事態宣言が始まってすぐの時に、前々から欲しいと思っていたカメラを買いに行った。コロナが収まってからでもいいじゃないか…と思ったけど、そんなのを待ってたら、いつになるかわからない。私が欲しいのは中古の一点ものだから、早いもの勝ちである。カメラを買っても「外出自粛」なので、外に撮影に行くのもままならないのだが、中古カメラに狂った人間は面倒なもので、欲しいカメラがあると、ガマンできない。地震が起きても、空襲があっても、欲しい物は欲しい。障害が大きいほど、カメラへの愛の炎は燃え上がるのである。
町中は…静かである。今が4月とは思えないぐらい、人もクルマも少ない。これで中古カメラ店は開いているのか…と心配しつつ、先を急ぐ。中古カメラ店の周囲には人影が見当たらない。欲しいカメラは決まっているので、金を支払ってすぐ帰るだけ。新型コロナウイルスに感染する可能性はありえない…と思っていたのだが…
「中古カメラ店」という三密空間
店に入ってから「あ!しまった!」と思った。
別にこの店だけの問題ではないのだが、中古カメラ店というのは大体において、店が狭く、客が多く、風通しが悪い場所なのであった。私が行った店も全くその通りだった。
カメラやレンズはホコリや湿気に弱いためか、まずは窓がない。店の構造的に外気が入りにくくなってて、「風通し」なんて小洒落たものはない。幸い私が行った時は他の客が1人か2人ぐらいしかいなかった。でも、代わりに店員がやたら多かったw
そして、店員は1人もマスクをしていなかった。
カメラ店というのは、不特定多数の客を相手にする商売だ。感染が怖くないのか?と思ったが、それを訊ねるのも失礼な気がしたので聞かなかった。
動作確認のため、カメラをいじくり回したが、その間もずっとカウンターを挟んで店員と至近距離で話し続けることになる。
密閉・密集・密接…中古カメラ店は、「三密」の全ての条件を兼ね備えた場所だった。
動作に問題がないのを確認できたら、金を支払ってすぐに店を立ち去った。
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今回の日記は、「だから何なんだ」という内容で、特にオチはないのだが、今までよく行ってた場所が、改めて考え直すと「三密空間」だった…ということがありえる…という指摘である。
これは、中古カメラ店以外でもありえるだろう。
今後外出の際は、それが行き慣れた場所であっても、よく注意した方が良いみたいです。
私も、しばらくは中古カメラ・レンズの購入を自粛します。