▲わかりにくい写真で申し訳ないのですが、香港で汁麺を頼むと、油葱酥(ヨウツォンスー)というものが入ることがありまして、英語だと「フライドエシャロット」とか言うんですけど、小さい辛味の効いた玉ねぎみたいなのですね。上の写真ではレンゲの葱の下に隠れてちょっとしか見えなくなってますけど。
これがラーメンに入ると、独特の風味がプラスされて、辛味というのか甘味が加わって、ラーメンの「格」が上がります。台湾の魯肉飯(ルーローファン)にも入ってるらしい。緊急事態宣言以後、外食が減って、解除された後も自宅で自炊することが多いし、最近は第二波が噂されていたりするので、自炊生活を豊かにするために、油葱酥を探してみました。
日本で普通に売ってました
▲いざ探してみると、ほとんど何の苦労もなく手に入りました。
▲私が買ったのは500gのものです。 ネットでは1000円とかですけど、リアルでは700円ぐらいだそうです。
▲裏をみたら日本語の解説が…香港の経験で言うと、基本は汁麺に入れるものでしょうけど、何に入れても合いそうですね。煮魚ってのはどうなんだろう?と思いますけど。
▲原材料はこの通り。友盛貿易さんが中国から輸入しているのですね。
▲中身はこんなの。スライスしたエシャロットを油で揚げたものですけど、油っこさはないというのか、サラサラした感じで、独特の香りがします。
ラオガンマ・チャーハンに入れてみました
▲とりあえず、我がブログではおなじみの「ラオガンマ・チャーハン」に入れてみました。
ラオガンマ・チャーハンについては、こちらをご参照下さい。
▲チャーハンに入れるのは、ラーメンに入れるほど劇的な風味の変化がないのですが、いつもより味にコクが出るというのか、重みが増すというのか。確かに本格中華らしくはなったかな。
今後、いろんな料理に入れてみようと思いますが、いくつか注意点を
- 友盛の油葱酥は、香港で食べるのよりも風味控えめですね。色もちょっと薄い。香港のは店で自作しているオリジナルなのかも。今後、もっと味の濃いのを探してみようと思います。
- エシャロットを油で揚げただけのものなので、酸化とかが気になるのですね。購入する時はリアルで、店頭で製造年月日を確認した方がいいです。友盛の油葱酥の場合は、パッケージの一番上の透明のところに書いてあります。
「エシャレット」と「エシャロット」との違い
ツイッターにこのブログ記事を投稿したら、「エシャレット」の名前の問題が出てきたので、こちらでググったら意外なことがわかりました。
▲こちらの説明を見ても、3回ぐらい読み直さないと理解できないので、まとめなおすと…
- 小型たまねぎの一種の香味野菜「シャロット(英名)」のフランス名が「エシャロット」
- 若採りのらっきょうの方は「エシャレット」
- 小型たまねぎの方は「ベルギー・エシャロット」と呼ぶことも。
私のブログ記事は、混同して間違ってた(一部、エシャレット表記だった)ので、今はエシャロット表記に統一しています。油葱酥に使われているのはエシャロット(小型たまねぎ)です。すみませんでしたm(_ _)m