黒色中国BLOG

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外光式オートストロボの現在

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ひょんなことから、古いフィルムカメラを取り出して昔を思い出している内に、ついついハマってもう一度使ってみよう…と考え出した。

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そこで1つ思い出したのは、「外光式オートストロボ」という奴だ。昔はなかなか便利なものがあったのである。

外光式オートストロボとは何か?

上掲の写真の緑の円で囲まれた部分に穴がある。あそこにセンサーが入っていて、反射してくるストロボの光量を測定しているのである。

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▲左下のスライドスイッチを「A」に合わせて、カメラに入れているフィルムの感度…もしISO400ならば絞り8で、距離3.5mなら、ストロボの方で光を検知して、適性な光量にしてくれる。特にこのAUTO140の調光機能は素晴らしく、50cmぐらいの距離まで寄っても、キッチリと自動で適性露出にしてくれていた。

TTLオートストロボだと、各メーカー専用のストロボが必要なのだが、外光式オートストロボはX接点の同期さえ取れたら、ストロボ本体で調光が完了する。古いカメラでオートストロボを使おうとすると、外光式オートストロボは欠かせられないのである。

今は既に生産されていない?

LOMO以外の古いカメラも使ってやろうか…と思い、外光式のオートストロボって大型のものは…と探し出して始めて気づいたのですが…

各カメラメーカーは元より、サンパック(上掲のAUTO140を製造販売している会社…昔は国産ストロボの分野で超有名な会社だった)も、パナソニックも、既に外光式オートストロボの製造をやめているのですね。

外光式オートストロボの現在

古いフィルムカメラを再使用するにあたって、大光量のストロボを積極的に使用するなら、大光量の外光式オートストロボを調達せねば…と思ったのですが…

  1. 新品がないわけでもないが(市場在庫はある)、既にどのメーカーでも生産を中止しているので、デッドストックをコツコツと探すか、保存状態の良い中古を探すしかない。
  2. サンパック製とパナソニック製はまだかなりの数が中古市場にある。
  3. パナソニック製は市場在庫で新品がまだある。
    (国産としては「最後の外光式ストロボメーカー」だったみたい)
  4. メカブリッツも市場在庫があるみたい(製造中止かは不明)
  5. 他にも外光式とおぼしきものが見られるけど、ハッキリと外光式と書いてくれないので判別つかない。

…という状況。

今後も古いフィルムカメラを使い続けるつもりなら、外光式オートストロボは、早めに押さえておいた方が良いのだろう。また余計な買い物が増えてしまった(^^)

  • 今日の発見 この記事を書いた後でわかってきたのですが、外光式オートストロボの機能は、最新のTTLストロボにも組み込まれたものがあるそうで、完全に無くなったわけではないそうです。ただ、外光式オート専用のストロボはほぼ絶滅状態(海外市場に一部あるとの噂)。サンパックはあまり話題になりませんが、パナソニックの外光式オートストロボは今でも探している人が少なくないようです。