黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

思ったほど写真用フィルムは高くなかった

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bci.hatenablog.com

昔買ったLOMOを再び使ってやろうと、この数日いろいろ調べていたのですが、一番の難関である「フィルム」…今となっては高価だし、現像も大変じゃないのかな…と思っていたところ、実はさほどでもなかった…というのがわかりました。

【目次】

逆輸入カラーネガフィルム フジカラーC200

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▲逆輸入のカラーネガというのがありまして、これはそんなに高くないのです。とりあえずISO200しかありませんけど。それにしても、2018年にもなって、またこの緑色の箱と再会するとは思いませんでした(^^)

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▲「MADE IN JAPAN」と書かれています。その後ろにギリシャ語?ギリシャに輸出しているのかな…

* * * * *

ちょっとここで余談をはさみますと、21世紀に入ってから新疆に行った時…すでにデジタルカメラの普及が始まっていたんですけど、ウルムチの写真機材店へ行ったら、白黒の引き伸ばし機を買うウイグル人?がいたのですね。当時300元だったか400元だったか。最大で四つ切が焼付できるぐらいのコンパクトサイズでしたけど。

店主に、「彼らは引き伸ばし機を買って何に使うのでしょうか?」と聞いてみました。というのも、21世紀になってから新疆で白黒写真のプリントに精を出すウイグル人写真家がいるって、ある種のロマンではないですかw

店主が言うには、彼らは新疆のかなりハズレの田舎の村かからやってきた人で、写真館をやるために引き伸ばし機を買いに来た…とか。写真館といっても、証明写真を撮る専門の店で、新疆の田舎だとそれで商売が成り立つので、いまだに引き伸ばし機の需要があるのだ…とのことでした。

だから、世界を広くみると、いまだにフィルムカメラからデジタルにリプレイスできない、もしくはその必要がない…目的を限定するとフィルムで充分…という地域があるのでしょうね。

だから、こういう格安カラーネガフィルムがまだ輸出用として残っているものと思われます。

* * * * * 

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▲箱を開けると、フィルムケース!懐かしい!!

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▲メチャクチャ懐かしくなってきました。まぁ、私が写真を始めた時は主に白黒(ネオパンとトライX)で、カラーはアグファばっかりつかってましたから、フジカラーはほとんど使わなかったのですけど。

▲いまのアマゾンの値段だと4430円ですが、時期や店によっては3000円代で売っていることもあるとか。1本あたり443円。まぁ、安くはないけど、そんなに高くもないかな…というところ。

たまに量販店でフィルム売り場をのぞくことがあったのですが、ネガカラーなら3本で1600~2000円未満という価格帯だったので、さすがにそれは高すぎるだろうに…と思っていたものの、そういう店に逆輸入フィルムは売ってないので気づかなかったのですね。

海外から通販で購入

まだ試してはいませんけど、海外のサイトから通販で購入する方法があって、送料がかかりますけど、モノによっては「さほど高いとも思わない」程度の価格で買えます。

それと、白黒フィルムだと100フィート巻きで買うと安いものが幾つかあるので、白黒写真でよければ、そういう手もある。昔、使っていたフィルムローダー(100フィートの35ミリフィルムをパトローネに装填するための道具)も残っているので、それが使える。

新規にフルサイズのデジカメを買うことを考えれば充分安い

昔に比べるとフィルムは割高であるけど、目が飛び出るほど高いわけでなし、自宅に使わなくなったまま保管している昔のフィルムカメラがそのまま使えるので、フルサイズのデジタルカメラを新規に購入することを考えると、その費用が浮くので充分割に合うのかな…とも思うわけです。

それと、私はいまだに「デジタルカメラ」というモノが好きになれませんでして、フィルム時代の方が良かったよなぁ…と常々思っていたので、フィルムに戻れるのならその方が願ったり叶ったりだったりします。

現像代もそんなに高くなかった

カラーネガの現像は、いま店に出すと大体600円代が相場みたいですけど、探してみると500円代もあったり。

郵送で受け付けれくれる激安の現像店というのもあって

▲こちらは230円

▲こちらは315円

送料が別途かかるので、1本だけの現像だと近場の600円代の店に出した方が安いのだけど、たくさんまとめて現像に出すのなら、こういう激安現像店を使う手もありかな。

プリントはどうする?

実は、こういうフラットヘッドスキャナーを持ってまして、「そういえばこれってフィルムスキャン機能がなかったっけ?」と思い出し、試しに手元にあるカラーネガフィルムを読ませてやったら意外とカンタンで、時間もそれほどかかりませんでした。画質も全然悪くない。

まぁ、手間といえば手間だけど、暗室作業やることに比べたらカンタンですよね。

フィルムホルダーにフィルムをセットしてやれば、あとの読み込みは自動でやってくれるので、フィルムホルダーへのセットの手間さえなんとかなれば(これが結構面倒くさい)、大して苦にならない作業です。

そもそも、昔フィルムを使っていた時から、同時プリントで大量にプリントが手元に残るのも無駄と思っていたので、フィルム現像だけ店に出して、フィルムスキャンを自宅でやって、普段はパソコンやタブレットで見られるようにしておけば充分なのかな…と。もしプリントが必要になれば、ネガかデータを店に持っていって焼いてもらえば良いわけですし。

こうやって情報を整理すると、フィルムはそれほどコスト的に割高じゃないし、手間でもない…というのは大きな発見でした。

仕事での撮影や、旅行の記録(よくツイッターでやってる連投とかの)はデジタルカメラでやりますけど、家族の撮影や趣味の撮影に関しては、フィルムに戻しても全然大丈夫じゃないかな…とりあえず、今回購入した10本のC200で撮影しながら、実際上の問題を確かめてみたいと思います。

  • 今日の発見 この記事を書いた時はまだわかってなかったのですが、最近はフィルムカメラのブームが来ているとかで、似たようなことを考えている人が少なくないようでした。まだフィルムが完全に無くなるのは先のことのようです。