Last night, under cover of darkness, a Chinese state-owned hotel in HK was transformed into Beijing’s ‘Office for Safeguarding National Security’, complete with the 🇨🇳 national emblem & flag.
— Jack Hazlewood (@JackHHazlewood) 2020年7月8日
A physical representation of the continued rise of creeping authoritarianism in HK. pic.twitter.com/EBZSSRIM5r
朝起きて、ツイッターを見ると、ジャック・ヘイズルウッドさんのツイートに奇妙な写真が…
また香港で何か起きたな…と思って苦手な英語を読んでみると、表題の件だった…というわけです。
まだ日本の報道では出てないようなので、こちらに関連情報をまとめます。
▲メトロパークホテルは、33階建てだそうで、最上階からだとビクトリア公園での動向もガッツリ監視できますね。
(Photo by Onnemtce CC BY-SA 3.0)
メトロパークホテルを徴用
▲こちらは7月7日の明報の記事。要訳すると…
- 香港国家安全維持法の施行により、中央政府が香港に国家安全公署を設置
- 国家安全公署は銅鑼湾維景酒店(メトロパークホテル)を臨時に徴用。
- 7月8日朝、開幕式典が行われる。
- 7月8日0時から12時まで周辺道路を封鎖。
- 記者が電話で部屋の予約をしてみたところ、ホテルの職員からは修理のため現在は予約を受け付けておらず、いつから再開するかは不明とのこと。
銅鑼湾メトロパークホテルの場所
▲仮設置される国家安全公署(国安公署)の位置は、「銅鑼湾メトロパークホテル」と言っても、実際は天后の地下鉄の駅の前ですね。銅鑼湾のそごうからは700m以上離れています。この位置だと、デモのスタート地点や抗議集会の会場になることが多いビクトリア公園に近く、監視しやすいでしょうね。
ただ、そもそもがホテルなので、デモ隊の包囲攻撃には弱いのでは。たぶんバリケードなどが設置されるとは思います(明報の記事によると、すでにホテルのロビーは板で囲まれ封鎖されてるとか)
そもそもメトロパークホテルは中国国務院の持ち物
▲メトロパークホテルのウィキペディアの内容が既に更新されてました。
▲7月8日から国家安全公署の臨時総部となるため全面的に対外業務を停止…とあります。これから半年内に永久総部を探すともありますね。
ちなみに、
▲メトロパークホテルは、中国旅游集団のホテルでして、
▲所有権者は中華人民共和国(国家)となっております。