最近はほぼ毎日ラオガンマを使用した料理の制作をしておりまして、チャーハンでなければ炒めもの、そうでなければ麻婆豆腐…というローテーションになっております。
そこで、今回はタケノコ入りのラオガンマ麻婆豆腐を作ることにしました。
▲基本的な作り方はこちらと同じです。
「麻婆豆腐の素」を使わずに手早くカンタンに作ってみます。写真中心の短いコンテンツなので、「麻婆豆腐を自作してみたい!」という方はちょっとのぞいてやってください(^^)
▲タケノコは水煮のものを買ってきて使います。スーパーとかで1袋300円もしない安いのが売ってますので、それを半分に切って使います。半分で二人前分ぐらいかな。タケノコの切り方は適当でいいです。あんまり大きく切りすぎても、あとで炒める時に崩れちゃうので、「小さすぎず大きすぎず」のサイズに切るのがベストかと。
▲臭み消し&香りを引き立てるためにニンニクとショウガを刻んでおきます。
▲豚肉はスーパーで200g程度のものを購入。
▲熱したフライパンに豚ひき肉を投入して手早く混ぜながら炒めると脂が出てきます。ニンニク・ショウガ・タケノコを投入。
▲使用しているのはコチラのフライパンですが、くっつかない加工がされているものだと豚ひき肉みたいに脂を多く含んでいるものは、油を敷かなくても全然充分に調理できます。
ラオガンマ麻婆豆腐に限らず、ラオガンマを使った料理を作る時に注意が必要なのは「ラオガンマそのものが油を含むので、調理に油を使いすぎると油が多すぎる」ということ。だから、なるべく使わなくていい油は使わないのがポイントです。
▲いい感じで火が通ってきたら王守義十三香をふりかけます。
五香粉みたいなもの。こちらは5種類じゃなくて13種類のスパイスが入っており、香りも格段に違います。それと、油っこいものを作る時に十三香を入れておくと、整腸作用がある?みたいで胃もたれしにくいです。
▲それから、甜麺醤と豆板醤を投入。香りが引き立つまでマゼマゼしながら炒めます。
▲私が使っている甜麺醤はこちら。チューブ入りなので使いやすいし、冷蔵庫の中で邪魔になりません。
甜麺醤はティースプーン2杯分ぐらい入れて下さい。気持ちチョイ多めぐらいがいいのかな…豚肉に甜麺醤ってとても合うので、嫌いじゃなかったらタップリいれてやってください。「麻婆豆腐の素」を使わずに自作するのは、こういうのが自分の好きなだけ入れられる…ということでもありますから。
▲豆板醤も同じくチューブのものを使っています。味は本格的で全然素人臭くないです。
「ラオガンマを入れるのに豆板醤も入れるの?」という人もいるでしょうが、ラオガンマだけだと結構単純な辛味しか出ません。豆板醤と合わせることで深みが出ます。それと、ラオガンマだけだと油が多めになるのですね。だから豆板醤を入れておきます。
▲水を2カップ入れて煮立ててやります。
▲そして、豆腐とラオガンマの豆鼓辣油を投入。
ラオガンマ投入のタイミングは水を入れる前の方が良かったかな…と後悔。まぁ、味的にはどっちでもいいとは思うのですが、豆腐入れてからのラオガンマ投入だと混ぜにくいです。
▲豆腐を崩さないようにラオガンマを箸で引っ掻き回してスープに溶け込ませてやりました。
▲麻婆豆腐に入れるラオガンマとして、豆鼓辣油はベストだと思いますね。豆鼓がゴロゴロ入ってて、あれが煮込まれることで味に深みが出てきます。
▲10分ぐらい弱火で煮込んでやったらこんな感じです。
スープがまだ多めですね。そこで春雨を投入してやりました。
仕上げに味醂を入れてやると、艶と甘味が加わってより美味しくなります。
▲こちらが出来上がり。春雨が余分なスープを吸い取ってくれていい感じのプルプルに仕上がりました\(^o^)/
▲私は、これにご飯半合ぐらいで1食済ませてしまいます。タップリのひき肉にラオガンマの辛味が絡んで、美味しいスープを全部春雨が吸い取ってくれており、タケノコの食感が微妙なアクセントを添えてくれます。それと、十三香って単体で臭ってみると、インドのお香みたいなニオイで「こんなの料理に入れて大丈夫なの?」と思いますけど、最後にこうやって料理が出来上がってみると、素材のニオイを上手く消してくれて、全体的に風味をスッキリさせてくれているのに気づきます。
写真には含まれてませんが、食べる時は刻みネギをいれてやると、油っこさも気になりません。
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作り方のコツとしては、あまり調味料を入れすぎないこと…かな。こちらの麻婆豆腐には醤油は入ってません。
ラオガンマの味が結構あるので、それを計算しておかないと、しょっぱすぎて食べるのがキツイ…ということになりかねません。
結局、出来上がってから味が足りないと思えば、醤油でもかけてやればいいわけで、慣れないうちは何でもかんでもぶち込んでしまうのを避けた方が上手く作れると思います。