検索経由でこのブログを見に来られる人の内、少なくない人が、「iPad2」の記事を読みに来られます。
それは、いままでiPad2関連の記事をたくさん書いてきたので、検索に引っかかりやすいのでしょうけど
実際はこちらの記事を書いて以来、ほとんど使わなくなっていました。
さすがに処理速度が遅すぎるのと、自炊本はウィンタブで読んだ方が便利だからです。
最強の自炊ビューアー「Pico Viewew」
今まで色んなPDFビューアーを試してきましたけど、これ以上のものはないと断言できます。
細かい設定が出来るのと、最大の「決め手」はマウスのホイールでページ送りができること。これが非常に便利なのです。
iPadで自炊本を読む時は指でページ送りをしなくてはいけませんが、それだと常に指の届く範囲にiPadを置かなければいけません。微妙に離したところにiPadを置いて、間にコーヒーとかケーキを置いて、飲みながら食べながらページ送りとか、そういう時に面倒くさいのです。マウスが使えると手元でホイールを回すだけで、読み進めることができます。
去年の10月末に上掲のiPadの記事を書いた直後、たまたまPico Viewerを見つけまして、それから自炊本を全部ウィンタブに移して、iPadは全く使わなくなっていました。
ところが、無敵のPico Viewerにも大きな欠点がありました。
Pico Viewerはオフライン環境では動作しない
私は外出時でも、ほぼ必ずネット接続を確保するので、半年近く気づかなかったのですが、Pico Viewerはオフラインでは使用できないのでした…orz。
▲アプリの説明に、こういう注釈が書かれていますけど、全然使えません。レビューを読んでもオフラインでは使えないという書き込みが多く見られます。
オフラインだと立ち上げた瞬間に落ちてしまいます。
PicoViewerは使いやすいので、ネット環境のあるところで読書する際に使うようにしてますが、オフライン環境で読書できないのは困ります。
そこで、やっぱりiPad2に再登板していただくことになりました。
高速ブラウザ「Puffin」
iPad2を自炊本閲覧機として使うのは別にいいんですけど、それ以外の用途で動作が遅いのがイヤなのですね。
iPad2を自炊本閲覧専用にして、その他のことはウィンタブ機にやらせる…と考えましたけど、普段の移動でタブレット2枚持ちというのは重すぎます。
さてどうしたものか…と悩んでいたのですが
それにしても私の記事って、「古いものをどうやって使い続けるか」というテーマが多いですね(笑)。
Nexus4から徹底して削れるアプリとデータを削除して、高速ブラウザを入れて設定を工夫してみたら、新品並に生まれ変わったので、この手法はiPad2でも使えるのではないか…と思いました。
それで、色々試してみたのですが、現在iPad2で最も速く動作するブラウザは
▲このPuffinというものみたいです。
ChromeともSafariとも似てないブラウザなので、最初はとっつきにくいですが、すぐに慣れます。
画面描写が独特ですが(言葉で説明しにくいので、ぜひ試してみて下さい)Safariよりもずっと速いのは間違いありません。
Puffin+ツイッターライトだと、iPad2でもサクサク動くので、ツイッターのアプリも不要になります。
ただし、注意点が1つありまして
Puffinでツイッターライトを使っていると、ツイッターライトの特長である「データセーブ」がしょっちゅう「オフ」になります。
何度オンにしても、しばらくスリープさせて再使用する時にはオフになっている。
なぜこういうことになるのか不明なのですが、とりあえずこれだけ気をつけておけば、快適にツイッターを使えます。
やっぱりiPadの基本性能は素晴らしい
ウィンタブ機は最近、完成度があがってきたし、ブルートゥースのマウスとキーボードを用意しておけば、普通にウィンドウズマシンとして使えるので便利なんですけど、これが「タブレット」なのかと言えば、かなり疑問に思います。
単に、キーボードのついてないタッチ入力のノートPCではないのか。
「お風呂のフタ」を開け閉めすることで、迅速にスリープがオン/オフされて、ストレスフリーで動作するiPadやAndroidの快適さは、ウィンタブはまだ全然実現できていません。
それと、PocketはiPad版のアプリが一番使いやすいです。
メールの読み書きに、サクサク動くブラウザと、自炊本&ポケットの閲覧が出来たら、私の外出時の用途にはほぼ間に合ってしまいます。
これで、マウスも使えるようになって、ホイールの回転でページ送りが出来るようになったらもっといいんですけどね。
というわけで、iPad2はまたまた現役に復帰しました。もう6年前のタブレットなんですけど、やっぱり基本設計がいいんですね。まだしばらく、iPad2とのお付き合いは続きそうです…。