ある朝、茶餐庁を探していたら、不思議なものを見かけた。
「七前一丁」って何なのだ?
茶餐庁の朝のセットメニューの中に「七前一丁公仔面早餐」とある。
「公仔面(麺)」は香港で売っているインスタントラーメンの商品名で、今はインスタントラーメンを意味する一般名称としても使われているのだが…
写真では切れてしまっているけれど、「七前一丁免加費」(七前一丁は追加費用無しです)と書かれている。
香港では朝食や火鍋でインスタントラーメンを出すことがあり、それを数ドル追加して、出前一丁に変更できるようになっている。ところが、一字違いの七前一丁では追加費用がない…というわけだ。
「パチモノの街」としての香港
結局、この店には入らなかったので、「七前一丁」の真実は不明だ。ググッてヤフっても何も出てこないけれど、「七前一丁」なるパチモノ出前一丁が香港で販売されているのかも知れない。
かつて香港はパチモノで有名な街で、パチモノグッズを見つけるのは、香港を散策する楽しみの1つであった。
朝からこういう「発見」をすると、自分だけの小さな宝石を見つけたような気がして、その日1日が愉快になるのでした。