黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

31年前に私が進まなかった「もう1つの人生」を読む

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従来の中国ウォッチャーとは異なる立場で、中国について、主にIT方面に関して伝えてくれる高須正和さんには以前から注目しており、著書や記事も楽しみに拝読しておりました。今回、彼の翻訳で『ハードウェアハッカー』という本が出ることになり、電子版は既に公開されたものの、いま私は紙での出版を待っているところです。

なぜ紙での出版を待っているのかと言うと、この本は440頁の大作なので、キンドルで読むよりも紙で読んだ方がいいかなぁ…と悩んでいたのでした。最近、目が悪いので紙版で字が小さいのであればキンドル版で買おうと思います。

実は翻訳本が苦手だけど…

私は「翻訳本」というのが好きじゃありません。翻訳が下手だと読む気が失せるし、翻訳家は単なる翻訳家で作家でないことが少なくないので、せっかくの名著を台無しにしてしまうことがあるので。たまに、専門分野外だけど仕事だから訳してみました…みたいな訳本がありますけど、素人目にも、原書を読まなくても、これは誤訳だろうな…とわかるものがあったりして、そういうのが気になると読む気が失われてしまうのです。

ただ、『ハードウェアハッカー』は高須さん自身が、この本を読みたいと思って訳されているので、そういうのは非常に期待できる。やはり翻訳本は、翻訳者が一番の愛読者であるのが理想的です。

ところで、なぜ中国専門の黒色中国が、そんなジャンルの本を読みたがるのかと言えば…

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▲こういう本がありまして、10代の頃にとても気になっていた本なんですけど、分厚いし高いし、気後れしている内に買いそびれてそのままになってしまった…という本なのです。

まだ紙版は発売されてないけど、アマゾンで『ハードウェアハッカー』のページを見ていたら、たまたまオススメで出てきて、美品が安く売られていたのをみつけて、すかさずゲットしました(^^)

ハードウェアハッカー前史

 ▲以前、こんな記事を書きましたけど、私は小中学生の頃にパソコンに興味を持って、親が反対しなかったら理系に進んでいたんじゃないかと思うのですね。

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そういう頃に、この本を見つけたわけですが、当時「工学社」って、プログラムが入った雑誌や本ばかり出している出版社でして(「I/O」というパソコン雑誌で有名だった)、そこからプログラム抜きの分厚い読み物が出てきたので、一体なんだろ?と思って書店で立ち読みして、それ以来ずっと気になっていたのでした。

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著者はスティーブン・レビーというジャーナリスト。いかにもギークな感じの御尊顔…著者そのものがハッカーじゃなかったのか…と思うわけですが

StevenLevy.com

▲こちらに最近のお写真が掲載されていますけど、31年たつと随分変わってしまうのですね。

今まで6つの著書を出しており、日本でも本作を含め3冊が翻訳されているそうです。

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▲内容的には50年代と60年代のMITからスタートし、

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▲70年代のサンフランシスコ周辺

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▲80年代のシェラネバダ…を取り上げておりまして、目次を見るだけでも懐かしいお名前や単語がたくさんならんでおります(^^)

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▲周囲の友達はみんなMSXとか88、98で遊んでいたのですが、私はアップルⅡを購入しました。当時すでにマックが発売されていたので、アップルⅡは過去の遺物だったのですが、こういう世界にちょっとでも近づいてみたかった。その後、道を間違えて中国語を学び始めて現在に至るわけですが…

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▲31年ぶりに対面してみると、やっぱり分厚いですね…

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▲全622ページ。ハッカー関係の本って分厚くなる傾向があるんでしょうか。

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▲1987年に初版を発行、版を重ねて平成19年(2007)に第3版第7刷が出たわけですが、つまり20年!パソコン関連の書籍としては珍しく長寿命ですね。ググってみるとやはりこの手の本としては「古典」になっているようで、31年前の本をいまさら…と思いましたがやっぱり買っておいて正解みたいです。

自分が31年前に気になりながらも進まなかった「もう1つの人生」を考えながら、『ハードウェアハッカー前史』として、先にこちらを読んでおこうと思います。

ハッカーズ

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ハードウェアハッカー ~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

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