読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

「犬の肉の缶詰」を探してみました

真相を探る
SPONSORED LINK
缶詰に愛をこめて

缶詰に愛をこめて

 

小泉武夫さんの『缶詰に愛をこめて』を読んでいると、第4章「俺が愛した缶詰たち[野獣編]」の「トド缶」(130~131頁)の説明で「犬の肉の缶詰」が出てきます。

私は子供の頃から缶詰が好きで、中国でも缶詰をよく買って食べましたが、「犬の肉の缶詰」はまだ見たことがありません。

そこで、一体どんなものなのか、ネットでわかる範囲で調べてみることにしました。

タオバオで探してみると…

タオバオ(淘宝網)は、中国の有名なネットショッピングサイト。こちらでなら何でも売ってますから、犬肉(狗肉)の缶詰を検索してみると…

f:id:blackchinainfo:20161107112437j:plain

▲おお!早速見つかった…と思いましたけど、これって全部ドッグフードですね。

百度(バイドゥ)では…

中国の検索大手である百度(バイドゥ)の画像検索をしてみると…

f:id:blackchinainfo:20161107113245j:plain

▲おお!あるある!…でもちょっと変な気がします。

パッケージが古めかしいですね…昔はこういう感じのパッケージありましたけど、今でもこんな古いデザインのままで売っているのかな…

これらの画像の使われているウェブサイトを開いてみると…

これらは「收藏」とあるので、コレクター用のサイトですね。缶詰パッケージのコレクターがいて、それで古いパッケージが取引されているのでしょう。

『沛県樊噲狗肉制品有限公司』とは?

なかなか見つからないなぁ…と思いながら、百度検索を繰り返していると、恐るべき名前の会社がありました。

沛県樊噲狗肉制品有限公司

中国の歴史をちょっとでもかじった人なら、すぐにピンと来る名前です。「沛県」って、劉邦が亭長をやっていた町の名前で、劉邦は犬好き(愛玩する方の意味ではなくて)で有名な人です。

そして「樊噲」(はんかい)は劉邦の仲間で沛県の人。元は犬の屠殺業をやっていた人です。

なので、この会社は、歴史に由来を持つ「そのまんま」の名前になっています。

▲こちらがその沛県樊噲狗肉制品有限公司の商品紹介ページ。たくさんの犬肉製品がありますけど、その中に…

f:id:blackchinainfo:20161107203546j:plain

▲ありました!

でも、値段が見当たらない…たぶんこのページ、B2Bの卸売をするための商談ページなのでしょう。

【供应红烧狗肉罐头】甘肃平凉供应红烧狗肉罐头价格 - 中国供应商

▲こちらは他社の製品になりますが、

f:id:blackchinainfo:20161107203715j:plain

▲15.4元(現在のレートで237.5円)です。ただし、こちらも卸売で50個単位での価格みたいです。

今は「袋入り」が主流?

先程の「沛県樊噲狗肉制品有限公司」の商品紹介に戻ってよく見てみると、写真で見る限り「缶詰」は1つだけ。あとは袋入りか箱入りで、中には瓶詰めのものもあるようですが、どうやら真空パックになっているようですね。

▲タオバオでも、真空パックやレトルトパックのものはすぐみつかりました。

たぶん…ですが、犬肉をいちいちほぐして、缶に詰めるのも手間なので、現在はある程度の肉塊のまま真空パックに、スープのものはレトルトパックにしているのではないでしょうか。

それで、私が中国の食品店などで、缶詰を探していても、犬肉のものはみつけにくく、昔のパッケージは収集対象になっていたりする…という事情なのかと思われます。

関連記事

中国怪食紀行―我が輩は「冒険する舌」である (知恵の森文庫)

中国怪食紀行―我が輩は「冒険する舌」である (知恵の森文庫)