最近ツイッターで犬と赤ちゃんが仲良く遊んでいる動画をみたけど、「犬は赤ん坊には全く噛みつかないんだな…そういうものなんだろうか?」と思ってけど、やっぱり現実はそうじゃないみたいだ。 https://t.co/hT4Sev9Eht
— 黒色中国😷 (@bci_) 2020年3月20日
▲以前から疑問に思っていたのがこの件。
— ⚜️𝔈𝔩𝔦𝔣 ⚜️ (@eli__097) 2020年3月21日
▲ツイッターで、よくこの手の動画を見かけますが、どうして犬は赤ちゃんを噛まないのか?犬は赤ちゃんに優しいのか。赤ちゃんを噛んではいけないと、どうやって認識しているのか…と日々悩んでいたのですが、やっぱり噛んじゃう犬もいるのですね。
赤ちゃんを噛む犬と噛まない犬は何が違うのか?
このツイートにはたくさんのリプライが寄せられましたので、こちらでまとめておこうと思います。
【目次】
元々、動物は赤ちゃんに襲いかかる習性を持っている説
赤ちゃんと動物園へ行った時にライオン舎の前に行ったら、今まで寝ていた雌ライオンが飛びかかって来たし、
— T.TAKAAKI (@T2end) 2020年3月21日
(勿論、檻で止められたけど)
おじの家でトイプードルも飛びかかって来たので、赤ちゃんは獣を惑わす匂いを発しているのだと思います。
私自身が赤ちゃんを育てたことがないのでよくわからないのですが、ライオンでもトイプードルでも、赤ちゃんに反応する習性があるらしい。
赤ちゃんが動物にとっての「敵」として認識される「危険性」は考えられないので、「エサ」として認識しているのか。とはいえトイプードルが赤ちゃんを食べるのは想像出来ないので、「見かけない動物」として怪しんでいるのか。
たしか数年前にも似たような事件がありました。
— 深山 (@Huka_yaMa) 2020年3月21日
たしかその時は赤ちゃん(ハイハイ可)と祖父母宅の元々大人しく初対面でもない室内飼いのゴールデン・レトリーバーでした。
仔犬の移動のつもりで噛んで、力加減と噛む場所が悪かったのではないかという話でした。
同居以外の犬は危ないかもですね。
▲ゴールデン・レトリバーは優しそうですが、それでも赤ちゃんを噛んでしまう。そう言えば、赤ちゃんは二足歩行ではなく四つん這いでハイハイをするので、犬の目には人間以外の四足動物に見えるのかも知れません。
昭和の頃田舎にいましたが、犬放し飼いにしている家が結構ありました。子ども時代に放し飼いにされてた猟犬に襲われかけて、近所の大人に助けてもらった事があり、後にその犬が他の犬噛み殺して、その飼い主にも重症負わせたという事件がありました。
— ヨハン🐱🃏ちょっと持ち直したかな (@johannessm2k) 2020年3月21日
動物飼ってはいけない人も存在するんでしょうね…
▲このリプライで思い出しましたけど、私が子供の頃、「犬」というのは、身近な「猛獣」でして、犬に襲われた、犬に噛まれた、という話しが普通にあった。昔、犬は愛玩犬というより、番犬として飼われており、知らない人を見れば吠える、噛むのが普通でした。
でも、そういう番犬でも、慣れると仲良くできることもあり、その違いは一体何なのか…というのが以前からの私の疑問でした。
なぜ「躾」で犬は人を噛まなくなるのか?
詳細がわからないのですが、庭飼いのようですし、こちらのお孫さんが常時同居でなく、犬の方に赤ん坊が家族(群れの一員)という認識がなければ、異質存在の排除のために攻撃することはありえます。しかもグレートデーンって大型犬の中でも最大級……
— 篠原悠希🥝金椛国春秋🇳🇿 (@persian_pardeis) 2020年3月21日
あと庭で放し飼いということですが、グレートデーン二頭なら千平方メートルはないと、運動不足で心身を病んでしまいます。庭無しでは、中大型犬の心身の健康維持には毎日最低5kmは散歩させる必要があり、50歳代で2頭のGDはちょっと管理がどうだったのか気になります。
— 篠原悠希🥝金椛国春秋🇳🇿 (@persian_pardeis) 2020年3月21日
▲篠原さんの解説では、
こちらのお孫さんが常時同居でなく、犬の方に赤ん坊が家族(群れの一員)という認識がなければ、異質存在の排除のために攻撃することはありえます
▲という箇所があり、「群れの一員」という認識の有無が重要のようです。それと、中大型犬の健康維持には5kmの散歩が必要だそうで、運動不足になるとストレスで人を噛んじゃう…という可能性もあるようです。
うちの実家で私が結婚前から飼ってた雑種の中型犬は、産前から里帰りしていて生まれることを毎日言い聞かせたり、室内飼いでボスである母と群の一員である私が赤ん坊を可愛がるのを見ていたからか、とても可愛がってくれました。何しても怒らなかったし背中にも乗せてくれた。教育が大事だと思います。
— あまだれぽったん (@amadarepottan) 2020年3月21日
それでも子どもが犬の側にいるときは必ず横にいてすぐに引き離せるようにしていたし、犬が嫌がることはしないように犬の前で子どもに言い聞かせたし、いつ攻撃に転じるかわからないものと思って遊ばせてました。既に老犬だったので子どもが小さいうちに逝ってしまいましたが。
— あまだれぽったん (@amadarepottan) 2020年3月21日
こうやっていただいたリプライを整理すると、
- ハイハイ歩きの赤ちゃんは、犬から何らかの動物と認識されている可能性が高い。
- 「室内飼い」と「庭飼い」では状況が異なる。
- 常時同居でなく、「群れの一員」としての認識がないと異質存在の排除のために攻撃する。
- 群れの「ボス」である飼い主など、群の一員が赤ちゃんを可愛がるのを見ていると、犬は赤ちゃんを仲間だと認識する。
…ということのようです。
私も犬が好きなので、子供がいれば犬も飼っていいかな…と思ったりするのですが、結構ハードルが高そうですね。犬と赤ちゃんが仲良く遊んでいる動画を見ると憧れますけど、カンタンなことではないのがわかりました。
上海の餃子犬の思い出
これだけで終わってしまうのは手抜きなのでw、以前私が上海で可愛がっていた犬のエピソードをご紹介いたします。
▲昔、上海の友人宅の近所にこんな犬がおりまして、駐車場に隣接した家の庭で飼われておりました。
▲私と友人が駐車場に行くと、柵越しにいつもこうやって近寄ってくる人懐っこい犬でした。
▲駐車場の利用者みんなから愛され、エサを与えられていたので、人が近づいてくるとこうやって柵から鼻を出してエサをねだるようです。私の友人はいつも残り物の餃子を与えておりました。私も友人もこの犬の名前を知らなかったのですが、犬が餃子を食べるのは初耳で驚きだったので、いつも「餃子」(ジャオズ)と呼んで可愛がっておりました。
▲ただ、ジャオズはある日突然いなくなってしまいます。
友人から聞いた話によると、この家はそれ相当のお金持ちでして、駐車場のように人がよく来る場所に隣接して、柵一つ隔てて建っている家だったので用心が悪いと思い、番犬のつもりでこの犬を飼っていたそうです。ただ、近隣住民みんなから愛されて、エサをもらうようになってしまい、ある日、この家の人が留守の時に、睡眠薬を入れたエサを与えられ、それを素直に食べて昏睡してしまい、その間に泥棒に入られたそうです。
家の人が引っ越ししたのか、犬はお役御免になったのか、その後の顛末は知りませんけど、知らない人からエサを貰うのが習慣化して、人に慣れすぎると番犬としては全く役に立たないようですね…
リプライいただいたみなさん、ありがとうございました(^^)