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黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【速報】キルギスの中国大使館で爆発

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http://share.iclient.ifeng.com/news/sharenews.f?aid=112642624

8月30日の朝、キルギスタンの首都ビシュケクにある中国大使館の付近で爆発が発生。少なくとも1名が死亡との情報。

これより関連情報の収集にあたります。

※この記事は随時更新です。

【目次】

▲こちらによれば、現在死者1名、負傷者2名が確認されているようです。

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▲現在、微博で出回っている写真。場所がどこなのかは不明。

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▲こちらも同じく微博から。場所は不明。

強力な爆発物を使用?現地では地震と間違えた人も

現地では爆発を地震かと思った人がいた…という情報あり。

▲クルマで大使館の門に突入を図った者がおり、ガードマン2名が負傷。その後爆発が発生。運転していた1名が死亡。

▲爆発現場は当局によって封鎖済み。

http://www.weibo.com/1730374903/E5WpI6XiH?refer_flag=1001030103_&type=comment#_rnd1472535066127

▲今回の自爆攻撃で使用された爆弾の威力は強力で、破片は200m以上飛散。本件はテロ攻撃の可能性あり。

関連動画

▲今回の爆発の直後と思われる映像。

▲中国中央電視台ニュースchの報道。

▲新華社のお姉さんによる現地からの映像。

40秒以後の右へのパンで中国領事館東側にある付近の建物が写され、ズームすると星条旗らしきものが見えます…米国の大使館職員も疎開しているとの情報がありましたが、今回の自爆攻撃の目と鼻の先に米国の施設があったのですね。

まるで要塞のような中国の領事館

▲こちらに現地の写真がたくさん掲載されています。一部こちらに引用すると…

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▲自動車の突入と爆発で中国大使館の門が壊れたみたいです。

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▲現地当局の車両が見えます。たぶんこの白壁は中国大使館のものか…道路際に鉄柵を巡らせ、少し空間を置いて高く厚い壁があり、さらに目隠し?みたいなものが見えます。詰め所らしきところの上には、防犯カメラのようなものが見えます。かなり厳重ですね。

▲場所の確認をしましたが、今回の爆発があったのは、「Chinese Embassy」(中国大使館)ではなくて、「Chinese Consulate」(中国領事館)だったようです。

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▲どこかで見たような…と思ったら、この構造ってまるで、北京の故宮(紫禁城)みたいですね。

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▲ストリートビューで写真を取り出してみました。

それにしても…ここってほとんど「要塞」ですね。

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▲自爆攻撃を受けた中国領事館の西側をストリートビューで出してみました。

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▲こちらは東側の角

自爆攻撃に使用されたのは三菱の自動車?

▲BBCによると

  • キルギスの副首相によれば、「自動車の爆発後、自爆テロを行ったテロリストは死亡し、ガードマンが負傷した
  • 自爆攻撃に使用されたのは三菱の自動車
  • 大門に突入後、近くの大使官邸の建物のそばで爆発
  • キルギスの国家安全委員会によれば、自動車は爆発物を積載していた。
  • 死者は運転していた1名のみ。死体は車内にあった。
  • キルギスの緊急部門によると、中国と米国の大使館職員を緊急疎開させた。

副首相がこれをテロと認めてしまっていますね。

▲こちらによれば、自爆攻撃を図った自動車が突入したのは、「東門」とあります。

負傷者は3名…全員キルギス国籍

▲こちらによれば、キルギスの副首相が、負傷者は3名と発表。3名全てキルギス国籍で、中国領事館で勤務していたそうです。

http://www.weibo.com/1893278624/E5XvR5C1M?refer_flag=1001030103_&type=comment#_rnd1472544397747

▲こちらによれば、3名の負傷者の内訳を、ガードマン2名、庭師1名としています。

自爆攻撃に使用された爆発物はTNT火薬7kg相当

▲今回の自爆攻撃で使用された爆発物はTNT火薬6~7kg相当。実行犯の身体は数十メートルの範囲に散らばっており、捜査は困難を極めている。

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▲上掲ニュースより。攻撃を受けた中国領事館と思われ。爆発の威力の大きさがうかがえます。

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▲こちらも同じく。今回のテロによる死者が実行犯だけだったのが奇跡と思えるほどの破壊力です。

▲こちらでは更に詳細な写真レポートが掲載されています。

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▲自爆攻撃を受けて破壊された中国領事館(上掲ニュースサイトより)

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▲爆発地点から800m離れた場所でも被害が…爆発力の凄まじさがうかがえます(上掲ニュースサイトより)

自爆攻撃に使用された車両は三菱のデリカ

▲こちらのニュースによれば

比什凯克警局消息来源告诉法新社,一辆三菱Delica车冲撞大使馆一处入口后,在馆区中央靠近大使官邸处引爆炸弹。

ビシュケクの警察がAFPに伝えたところによれば、一台の三菱デリカが大使館の入り口に衝突した後、大使館敷地内の中央の大使官邸に近づき、爆弾を爆発させた。

…とあります。

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▲【参考写真】三菱デリカD5。自爆攻撃に使用されたのと同型かは不明です。

負傷者は5名?

▲こちらのニュースによれば5名の負傷者は全員大使館で勤務してるそうで、その内訳は…

  • 大使館職員5名
  • ガードマン2名
  • 庭師2名
  • 女性1名
  • 全員キルギス国籍

…となっています。ただ、この女性の職業は不明です。

大使館内の中国人にも負傷者?そしてテロの目的は?

▲こちらのニュースに、

另据俄罗斯媒体报道透露,除了此前的自杀爆炸袭击者死亡,另有大使馆内园丁、保安等5人受轻伤之外,爆炸还导致大使馆内多名中国人受伤,但中方并未透露具体详细信息。

他に、ロシアメディアの報道によれば、自爆攻撃者の死亡の他、大使館内の庭師、ガードマンなど5名が軽傷を負った以外に、爆発により大使館内の多くの中国人も負傷している。但し中国側からは詳細な情報は知らされていない。

…とありました。

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▲上掲のニュースより。かなり激しい爆発だったので、大使館内の中国人に全く被害がないのはおかしいと思っていたのですが、やはり情報は秘匿されているのでしょうか。

この他、上掲のニュースでは、

「8月31日のキルギスの建国記念日の1日前に自爆攻撃に及んだのは明らかに、キルギスの大統領への不満により、社会不安を煽ろうとしたものであり、中国大使館を攻撃したのは、中国の『一帯一路』戦略のキルギスへの拡張に反対するものである」

…と、キルギス・メディアの今回の事件の分析を紹介しています。

【参考】14年前にも中国の外交官がテロで殺害されていた

学者:14年前有中国外交官在吉尔吉斯斯坦被“疆独”杀害
 一名在吉尔吉斯斯坦工作多年的中国学者向《环球时报》记者介绍说,中国驻吉大使馆位于比什凯克南部城郊结合地带,距离美国使馆不远。受极端势力和“东突”恐怖分子等势力影响,吉国的反恐形势一直比较严峻。

キルギスに長年在住している中国人学者が『環球時報』の記者に語ったところによれば、中国の駐キルギス大使館はビシュケク南部の都市と郊外の結合地帯にあり、米国大使館からも遠くない。極端勢力や「東トルキスタン独立運動」のテロ分子などの勢力があるため、キルギスの反テロは常に厳俊なものが形勢されていた。

2002年,中国驻吉尔吉斯斯坦领事王建平乘车时遭到枪击,王及一名司机遇害。当时吉内务部人士认为这是一起政治谋杀,作案者是“疆独”恐怖分子。

2002年、駐キルギス領事の王建平は自動車に乗っている時に銃撃に遭い、運転手と共に殺害された。当時、キルギス内務省では、これが政治謀殺で、「新疆独立」のテロリストが犯行に及んだものと見ていた。

他にも、キルギスでは中国人を狙った事件や、ウイグル人が巻き込まれた「事故」があった模様。「要塞」のような領事館が必要な事情も見えてきました。

【参考】2014年に発生したウイグル人武装勢力とキルギス国境警備隊の衝突

▲こちらの報道に参考として2014年に発生した「新疆独立分子」とキルギス側との武力衝突が掲載されています。

  • 2014年1月23日、中国との国境に遠くないキルギス側で中国のウイグル族分離組織武装分子とキルギスの猟師と国境警備隊の間に衝突が発生。11名の武装分子全員が死亡、キルギス側は猟師1名が死亡し、国境警備隊に負傷者1名。
  • これらの11名は23日にキルギス東北部の山岳地域から、国境を越えてキルギス側に進入。
  • 彼等は狩猟区域に進入、刀で猟師1名を殺害、猟師の銃を奪った。
  • この時、猟師は武装分子2名を殺害。
  • 猟師から銃を奪った武装分子はその後、付近の国境警備隊に行手を阻まれた。
  • キルギスの国境警備隊は、ヘリコプターで衝突の発生した現場へ向かい、中国・キルギス国境から40kmで残り9名の武装分子を包囲。武装分子に投降を求めるも拒絶され、全員を射殺した。
  • この時、武装分子が持っていた火器は、猟師から奪った銃1つのみであった。
  • 武装分子は死ぬ前に、国境警備隊に向かってウイグル語で「アッラーは偉大なり!」と叫んだ。
  • その後、武装分子からコーランを一冊、そして黒い覆面を多数発見、刀剣類多数と、中国で出版された地形図もあった。
イスラム 中国への抵抗論理 (イースト新書)

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