【閲覧推奨】『AI兵器開発、米中が火花 静まりかえった北米攻撃CG』戦争の自動化や高速化が進み、人間の能力では追いつかなくなる時点を「戦場のシンギュラリティー」と呼ぶ。 https://t.co/eSZFwYx9kK
— 黒色中国 (@bci_) December 28, 2018
▲こちらの記事に出てくる動画が面白そうだったので確認してみました。
動画を探してみたら…
どれが記事に出てくる動画なのかはわからなかったのですが、
▲この手の中国電子科技集団のドローンの映像はたくさんありました。
▲中国がAI制御でドローンをどのように「兵器」として運用するのかについてはこちらの動画がわかりやすかったです。実写とCGで、中国語がわからなくても大体内容は理解できるのですが一応こちらでも解説しておきます。
中国固定翼無人機集群知能実験
▲まずはドローンを並べます。
▲それから、編隊離陸。
▲各ドローンはお互いの位置を確認し、衝突しないようになっているみたいです。
▲自主的に群れを作って飛んでいるようです。たぶんですけど、これってどこかにある制御システムで集中的にコントロールしていると、通信が妨害を受けたり、制御システムが破壊された場合に運用不能になるので、ドローンが自律的に群れを作って動いているのではないか…と思います。
▲【協同探索】…各ドローンで敵情視察をするわけです。
▲【分布式広域監視】密集した編隊を組むのでなくて、各ドローンが散らばって広域に監視しながら飛行もできる。
▲目標区域をいろんな角度から監視して…
▲攻撃目標を発見したら…
▲ドローンを突っ込ませて飽和攻撃…というわけです。朝日新聞の記事では、中国は既に200機での群集飛行に成功しているそうです。
たとえば尖閣で中国軍が…
ドローンの飛距離や積載重量から考えて、有効に使える戦場は限られるのでしょうが、たとえば中国軍が尖閣を侵略した際に、こうしたAIドローンを使用されると、離島奪還部隊は尖閣に接近できませんね。中国のAI兵器は、日本と無関係の話ではありません。
こうした軍用ドローンの話は、
部谷直亮さんの記事によく出てくるのですが、こういうのはまだ研究中のことで、未来の話だとばかり思っていたものの、実際はかなり進んでいるみたいです。
そこで、タイトルにもある「戦場のシンギュラリティー」の話になるのですが、
AIの将来像を考える際、「シンギュラリティー(技術的特異点)」という言葉が使われる。AIが人間の知性を超え、世界を根底から変えてしまう転換点をいう。新アメリカ安全保障センターのエルサ・カニア氏は、戦争の自動化や高速化が進み、人間の能力では追いつかなくなる時点を「戦場のシンギュラリティー」と呼ぶ。
カニア氏は中国軍の中にこの時を見すえて戦略を練る専門家がいるとみる。「米軍は軍事行動に人の判断を介在させなければならないとの立場が明確だが、中国軍はスピードこそが優位の決め手で、実利を重んじる考え方をとっているようだ」
(冒頭の朝日新聞の記事より)
結局あんなドローンの群れに襲われたら、人間では太刀打ちできそうにないので、こちらもドローンで対抗するしかないのでしょうね。
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- 今日の発見 AI兵器の実情はかなり進んでいる。日本でもこうした兵器の紹介をするTV番組をやればいいのに。