▲廖亦武(りょう・えきぶ)さんの『銃弾とアヘン』。先月、日本語訳が出ましたのでさっそく入手致しました(^^)
▲『中国低層訪談録』がとても面白かったので(この本、とても高価で真面目そうな本に見えますが、中国にある程度理解がある人からすれば、非常に面白く痛快な内容です)、廖亦武さんの著書が邦訳されるのをずっと待っていたのですが、『訪談録』日本語版の刊行から11年の時を経て、『銃弾とアヘン』が日本語版で登場するとは予想外でした。
廖亦武さんの著書は他にもたくさんあるので、もっと翻訳されてもいいと思うのですけどね…
先月、廖亦武さんが来日した際に行われたインタビューが掲載されていたので、参考まで貼っておきます。
なぜか香港で手に入りにくい
『訪談録』を読み終えた後で、他の著書の日本語版が出ないのなら、中国語版で読もうと思い、2017年に香港の書店で探してみたのですが…
▲残念ながらこの2冊しか見つかりませんでした。
大書店も、小さな書店も片っ端に探してみたのですけどね…
▲香港のネット書店で「廖亦武」で検索すると、そこそこ出てくるわけですが(これは2017年に探した時も同様)、実店舗で廖亦武さんの著書が置かれていることはほぼありませんでした。銅鑼湾書店事件みたいなことがあるから、実店舗でこの手の本は置きにくいのかも知れませんが…
『上帝是紅色的』も『六四・我的証詞』も台湾で発行されているので、香港で置かれているのは一応「輸入図書」的な扱いになるため、数も少ないのかな…思ったり。
廖亦武さんの中国語の著書を手に入れるには、台湾に直接買いに行った方がいいのかも知れません。