▲最近、すっかりハマっているIchigoJamですが、これってディスプレイをどうするのか…というのが大きな問題なのですね。
▲RCAのビデオ端子でディスプレイに接続するようになってるんですけど、今となってはこの端子を持っているディスプレイとかテレビって珍しいですから。居間にある大きな液晶テレビには一応ビデオ端子ついてますけど、居間のテレビをIchigoJam専用に使うわけにもいかず、ちょっと困りました。
▲IchigoJamの情報をあさっていると、こういう小さな液晶モニターを利用する事例がたくさんあります。これって安いものなので、これでもいいんですけど、私にとっては問題が2つあります。
1つ目の問題は画面が小さすぎるということ。「4.3インチ」って、今のスマホでも既に小さい部類の大きさです。私は目が良くないので、小さい画面を見て長時間の作業とか苦痛なのですね。
2つ目の問題は持ち運んで利用するのに不向き…ということ。私は旅先にもIchigoJamを携行できるように考えているので、もっとかさばらない便利なものがいいのですね。
さて、どうしたものか…
【目次】
モバイルディスプレイという選択肢
とりあえず家の中で使うことが多いので、「だったらPCの液晶ディスプレイに表示させればいいんじゃない?」と思いました。27インチの大きなのがあるんです。
ビデオ出力をHDMIとかDVIに変換するアダプターは幾つかあるので、それらを利用するのもよし。
でも、それだとPCの画面が同時に見れないのですね。
私は家にいる間、PCはつけっぱなしで、ツイッターしたり、CCTVのニュースを見たり、仕事したり、YOUTUBE見たり、音楽聞いたり、全部PCでやってますから、IchigoJamの作業中に、PCの画面が見れなくなるのは困るのです。
それにIchigoJamは、ウェブの情報を参考にすることが多いから、同時にPCの画面が見れないのは困ります。
では、もう1つ液晶ディスプレイを購入して…とも思いましたが、その場合は家に据え置きではなくて、旅行先にも携行できる方がいい。
▲これは理想的で、将来はラズパイも購入するつもりだし、HDMIにも対応しているのは非常に良いのです。バッテリー内蔵なのも素晴らしい。ノートPCのセカンドディスプレイとしても使えますね。
これは将来買っても良い。でも、今すぐもっと簡単にできる方法はないのかな…と考えるわけです。
EasyCapという泥沼
▲そこでこんなものをゲットしました。
▲USBを経由してPCにつなぎ、ビデオ信号の映像をキャプチャする時に使うアダプタなのですが、これだとPCの画面上のウィンドウにIchigoJamの画面を表示できるのです。これだとPCを使いながらIchigoJamの画面も見れちゃう…名案ではないか!と考えたのですが…
▲こちらでは詳しく申し上げません。ググっていただければすぐにわかるのですが、この「Easier Cap」って、元は「Easy Cap」という同様の製品がありまして、「Easy Cap」は中国製のコピー商品がたくさんあり、「Easier Cap」はそのうちの1つなのですね。これらには、ちゃんと動くの動かないの、なんとか動いたの、粗悪品だの、すぐ壊れたの…と毀誉褒貶相半ばする、どっちかといえば悪評が高いものなのです…
▲簡単にあけられます。
▲写真ではよく見えないけれど、私の買った「Easier Cap」に入っていたチップは
UTV007
A182354.1
1431L 1BK1
とありました。
PCに接続してみましたが、まずは附属のCDが全然認識しない。だからドライバーもキャプチャソフトも入れられませんでした。
ネット上でなんとかドライバーは見つけてインストールして認識させられましたが、キャプチャソフトがないことには表示ができません。数時間色んなソフトを試してみましたが断念せざるを得ませんでした(´Д⊂グスン
Androidのタブレットに接続する
▲そこで、我が家にあるNexus7(2013)が使えないかと思いつきました。7インチの画面ですが、これぐらいのサイズでIchigoJamの画面を表示できれば、長時間の作業でも疲れずに済みそうです。
▲こういうものを用意しました。USBのメスとマイクロUSBのオスの変換です。
▲これをEasierCapに挿してやります。
▲Nexus7にも接続。
オス/オスのRCAプラグ
▲IchigoJamとEasierCapも接続しないとダメですが、両方ともメスなんです…
▲RCAのケーブルを使うのが前提になっているのですね。ただし、IchigoJamと液晶ディスプレイって間近において使うから、間にこんな長いケーブルなんか要らないのですね。
▲というわけで、RCAのオス/オスのプラグを探してきました。
▲色んなのが出てますけど、アマゾンだと1個売りって少ないのですね。こういうのはリアルの店舗で探した方が手っ取り早いかも知れません。
▲これで短くスッキリつなぐことができました。
EasycapをAndroidにつなげるアプリ
▲PLAYストアで、「Easycap & UVC Player (FPViewer)」というアプリを見つけてインストールしてみました。
EasyCapとそのコピー商品って、悪名高い割に、世界中に普及しているようでして、それらの利用者がけっこうたくさんいて色んな情報交換をされております。互換品でも中に入っているチップは同じで、技術情報が広く共有されてますから、マック用のドライバとかもあったり。そしてAndroid用のアプリもあるわけです。
▲起動させるとこんな画面が。左上の「CONNECTED」となってるのは「信号きてるよ、つながってるよ」という状態を意味します。この緑の部分をタッチしてやると…
▲キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 成功しました!
ノマドスタイルのIchigoJamシステム完成!
▲遂に完成!持ち運べるIchigoJam!これでどこでもIchigoJamが使えます。Nexus7(2013)はまだまだ使えるので、旅先に携行することが多く、IchigoJamのディスプレイとしても使えるのはちょうど良かったです。
▲電源はモバイルバッテリーから供給してます。
それにしても、このゴチャゴチャするのはどうにかなりませんかね…もうちょっとスッキリ使いたい。
とりあえず、これでちゃんとIchigoJamが使える環境が出来ましたので、これからはプログラミングと電子工作の勉強を始めようと思います。
追記:大きな問題が発覚
Nexus7+EasyCapという組み合わせは、1時間ぐらいしか表示できません。Nexus7のバッテリーがあっという間になくなります。これはどうやらEasyCapの消費電力が大きい上に、EasyCapを接続しているとNexus7は充電できない(USBの口が1つしかないので)ためで、1時間ぐらいしか使わないのなら、この組み合わせでもいいんですけど、これではIchigoJamのお勉強が全然はかどりません。
▲そこで、別の解決方法をみつけました。こちらの記事をご参照ください。