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黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【マルティニ・ヘンリー銃】ミャンマーの警察軍は19世紀の銃を使っている?

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▲一見、中国とは無関係のニュースだが、ロヒンギャの難民は中国の雲南省に数万人いる。

▲こちらで一部触れておいた。

そのため、ロヒンギャに関するニュースにはいつも注意しているのだが、今回こちらで触れるのはロヒンギャのことではなくて、上掲のニュースで使われている写真の中に見える銃のことである。

写真の前から二番目の兵士が持つ古風な銃は、どうやら19世紀のものらしいのだ。

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CNNのニュースより

ツイッターで教えてもらったのだが、あの銃は「マルティニ・ヘンリー銃」というもので日本でも明治時代に使用されていたらしい。ウィキペディアで調べてみると、

日本におけるマルティニ・ヘンリー銃の配備は、慶応4年(明治元年、1868-1869年)の庄内藩での制式採用が最初の事例で、後の明治4年(1871-1872年)には大日本帝国海軍の移乗攻撃部隊である海兵隊にて本銃が採用された。

 

当時陸軍ではブリーチ式後装銃のスナイドル銃が採用されていたが、移乗攻撃という戦法の性質上速射性能を重視した為に海兵隊では本銃が採用されたという。

 

移乗攻撃が時代遅れとされた為、海兵隊は1876年に一度解体されるが、後に海兵隊の任務を内包する形で臨時編成部隊として発足した海軍陸戦隊でも村田銃の登場までスナイドル銃や本銃が併用されたという。

ところが、ウィキペディアを読み進めると、幾つかの派生型があるらしい。

稀少な散弾銃仕様の派生型がグリーナー警察用散弾銃として知られており、特別な実包を装填する。薬室形状と実包の特殊な形状から、この兵器は盗まれても弾薬の共用性がなく、利用できなかった。この銃はリーズにある王立兵器博物館で見ることができる。

 

もう一種の派生型はガヘンドラ小銃で、ネパールの地域で生産された。設計は基となったマルティニ・ヘンリー銃からやや進んでいるが、しかしこの銃は手製であることからその性能には様々な差がある。

ミャンマー警察軍の制式採用銃?

 「グリーナー警察用散弾銃」(Greener Police Gun)で調べていたら、それらしきウェブページが見つかった。

Burmese police forces」…つまりミャンマー警察軍ではAR-15とグリーナー警察用散弾銃が併用されている…という記事。

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TFBの記事より

確かに同じ銃だ。そして、赤青黄の盾形に白星のワッペンはどうやらミャンマー警察軍のものらしい。

グリーナー警察用散弾銃について

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▲こちらにグリーナー警察用散弾銃についての詳細があった。

▲細部を写した動画もあった。かなり頑丈そうな作りである。

▲こちらは発射の映像。こうして見ると、比較的短めで、頑丈で、扱いやすそうな印象である。

 ▲去年のツイートだが、ミャンマーでは今も旧日本軍の三八式小銃が使われているというニュースもあった。

ミャンマーは、1988年まで鎖国政策を取っていたし、米国が最近まで20年近くにわたり経済制裁を行っていたので、ミャンマーの軍隊では、新しい武器に更新するのが遅れ、古い武器も大切に使い続けているのではないかと思われる。

英国マルティニ・ヘンリー銃弾帯

英国マルティニ・ヘンリー銃弾帯

 

▲さっきの発射時の動画でもあったが、マルティニ・ヘンリー銃は単発式である。1発づつローディングして、発射後は薬莢をイジェクトするようになっているが、そのためにマルティニ・ヘンリー銃を使用する際は、このような弾帯が不可欠だったのだろう。現在のミャンマー警察軍がこのような弾帯を使用しているかは不明である。