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黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【速報】上海浦東空港で爆発

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本日の午後2時42分頃(中国時間)上海の浦東空港ターミナル2(2号航站楼)で爆発発生。けが人が出ているようです。

【更新履歴】

  • 13日午後11時05分容疑者は空港で客引きをしていた白タク運転手で、数日前に空港で捕まった際の処罰を不満に思い…という説が出てきましたので追記しました。
  • 13日午後7時40分容疑者の情報が上海市公安局から発表されましたので、発表内容を翻訳し追記しました。 

 

【目次】

爆発現場の位置と状況

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▲爆発の直後に撮影されたと思われる写真

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▲こちらの情報によれば、

  • 爆発が発生したのは国際C区
  • ある人物がビール瓶と爆竹を投げたと思われ
  • タイ航空のチェックイン・カウンターに1つ投げ、
  • フィリピン航空のチェックイン・カウンターに1つ投げた模様
  • 大きな音がなった後、けが人が出た。
  • 現在既に警察犬が現場に出ている。

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▲こちらは爆発現場が示された図。この内の「C」(一番右側)で爆発が起きたそうです。

▲こちらのニュースでは午後2時31分発生となっています。要訳すると、

  • 負傷者3名。重傷2、軽傷1
  • チェックイン・カウンター近くの安全検査処で2つの荷物が爆発。
  • 2つの荷物は15m離れており5秒間隔で爆発。
  • 爆発物については現在警察が鑑定中。
  • 浦東空港の旅客便の運行には影響なし。

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▲現地にいる方が微博に送信した現場写真。こちらで拡大して明るくしてみました。何か物が落ちており、チェックイン・カウンター前のあたりに荷物がそのままになっていたり、柵が乱れていたりで、混乱した様子が伺えますが、ここが爆発現場であったとしたら、それほど威力の大きな爆弾ではなかったように思われます。

武警が出動し厳戒態勢

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武警が出動し、爆発現場の警戒にあたっております。

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こちらの軍服姿の男性が持っているジュラルミンのケースが気になりますが、詳細は不明。

奥に、警察犬が見えます。

爆発の瞬間の映像

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浦东机场T2航站楼发生烟花爆竹燃爆,3名旅客受伤 - 21世纪经济报道

▲こちらに動画ありました(リンク先をご覧ください)。監視カメラの映像で、逃げ惑う乗客の姿が見えます。

▲YOUTUBEにアップしました。

  • 0秒…客が異常に気づき逃げ出す
  • 2秒…この時点で既に煙が見えています。みんな逃げ出す中、カートを引いた男性がどうしたらいいのか迷うかのような動作。
  • 8秒…大きな閃光を放ち爆発、煙があがる
  • 12秒…もう一度赤い光が見える
  • この様子から判断して破片飛散やベアリングなどはなかったのでは…と思われ

http://www.weibo.com/1918939581/DzV8G1Yrc?c=spr_qdhz_bd_baidusmt_weibo_s&type=comment#_rnd1465727952255

▲こちらの香港経済日報でも、「可见在登机台前有行李先冒烟,不久就发生爆炸」(チェックイン・カウンター前の荷物が先に煙を出し、間もなく爆発した)とあります。

21世紀経済報道では、爆発物を爆竹と認定しているようです「是有人员携带的烟花爆竹发生了燃爆」(ある人が携帯していた煙花爆竹が爆発・燃焼した)と記載あり。

爆発現場と残留物の写真

上海警方:嫌疑人在浦东机场投掷爆炸物后割颈==================_海内网

▲こちらのニュースで写真が4枚掲載されていました。

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▲爆発物に使用されていたと思われるビール瓶。

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▲床を焦がしているだけで、威力は小さいものだったと思われます。

謎の重傷者

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新しい写真をこちらからゲットしました。拡大します。

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現場は非常線が張られていますが、野次馬がたくさんおり、全く退避させられていないため、当局は、これ以上爆発は起きないものと判断している可能性があります。

こちらによれば、

  • けが人は4名
  • その内の1人は重傷で、左側の首の静脈を損傷、気管にも損傷あり。現在10数名の医師の治療を受けているそうです。
  • その他の3名は男2、女1。いずれとも軽傷。

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そういえば現場の写真で搬送されるけが人が首のあたりに白い布をかけているのが気になっておりました。左にいる点滴を持った白衣の女性が負傷者の腕を持っていますが、たぶん脈をとりながら移動しているのかと

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この人物が静脈と気管を損傷した重傷者かもしれませんが、この写真を見る限り大きな出血はみあたりません。

http://www.weibo.com/3957049218/DzULskHE3?refer_flag=1001030103_&type=comment

▲こちらによれば、

  • 負傷者は4名
  • その内1人は重傷で年齢は30歳くらい。首の左右と気管にひどい損傷。
  • その他の3名は男2女1で全員軽傷。年齢は50歳以上。

たぶん、首に白い布をかけられて搬送されている人物がその重傷者であると思います。

 負傷者が収容されたのは浦東新区人民医院とのこと。空港からクルマで22分の距離にあります。

https://twitter.com/bci_/status/741939048541884416

▲こちらのツイートで重傷者の写真を掲載しています。拡大してよく見ると、顔に傷や火傷はなし。服にも爆発のものと思われる損傷はありません。まるで首だけ鋭利な刃物で切られたような…これは爆発による傷でしょうか?

この他に3名の負傷者がいますが、この写真を見る範囲では、首に怪我を負った人物のものと思われる血痕は見当たりません。

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▲浦東新区人民医院で重傷者が緊急手術を受けている写真。

重傷者が爆弾を起爆させた後で刃物で自殺?

▲こちらの産経の報道によれば、

国営新華社通信は12日、負傷者のうち、首に重傷を負った男性が爆発を引き起こした可能性があるとの警察当局の見方を伝えた。

 新華社は、この男性の国籍や年齢については伝えてない。

 …首に重傷を負った男が起爆させた可能性…とのことですが、爆発と首の傷は関係あるものなのか、非常に気になります。

NHKによれば、

上海の警察は、男が、搭乗手続きのカウンター近くで瓶の形をした爆発物を爆発させたあと、刃物で自殺を図ろうとしたと発表し、男の背後関係などを捜査しています。

 …とあり、あの首の傷は自分で刃物を使って斬ったみたいですね。

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▲上海市公安局の微博からの情報

  • カウンター前でビール瓶で自作した爆弾を投げ、ビール瓶が爆発・燃焼した後、この男子はリュックサックからナイフを取り出し、自ら首を切って倒れた。
  • 他に4名の負傷者があり、1名はフィリピン国籍。ビール瓶の破片で軽傷を負った。

上海浦东机场发生爆燃案 4人受伤 凶嫌割颈

▲RFAの記事によれば、負傷者は5名となっています。これは自殺を図った男性も含めての数と思われます。

動画

▲爆発後の警備の様子。小銃を持った男は群衆の方に向かい、警察犬?を連れた男は現場の方を見て、警官らしき制服の男が途中、「出てって!出てって!」と大声を出しています。たぶんこれは爆発直後のまだ非常線が引かれていない時点でしょうか。どっちを向いて何を警備したらいいのかわからないような状況です。

▲爆発後、空港内に爆発物のものと思われる煙が立ち昇るところ。

13日の報道

▲爆発の時に「きのこ雲が見えた」というネットでの書き込みがあるけれど、現地に居合わせた人に話を聞いてみたら、「その言い方はあまりにも大げさ過ぎる」…という人民網の記事。

人民網の記者が話を聞いたのは、爆発の際に容疑者と思われる男から1メートルぐらいの距離にいた女性。要訳すると…

  • 蘇州から来た楊さん(22)は、17時20分発のタイ・バンコク行きへ搭乗する予定だった。
  • 14時20分頃、彼女はCカウンターでチェックインを待っていた。
  • 「突然周りの人々の叫び声が聞こえ、振り向くと1メートルぐらいのところで、男がビール瓶みたいなものを置いて、煙と火花が出始めたところでして。点火したばかりだったようです」
  • 驚きの後、楊さんは爆発を起こした男を見たが、「とても若く」「とても冷静だった
  • この時、人々は既に騒ぎ始めており、楊さんは人の流れにそって走りだした。10メートルほど走った後で、楊さんは転んでしまったが、起き上がった時に後ろの方から「ボン!」という音が聞こえた。

楊さんは22歳なわけですが、その彼女から見ても容疑者は若く見えたわけです。報道では容疑者は30歳前後とのことですが、正確なところは現在も不明です。

▲爆発事件の後から浦東空港では警備体制、安全検査を強化。今朝の検査の際は、靴を脱ぐ必要があった…という記事。

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▲微博でアップされていた浦東空港での安全検査の様子。安全検査の時って写真撮影OKなんでしょうか?

上海市公安局が発表した容疑者の情報

こちらの記事によると

  • 容疑者の氏名は「周興柏」(周兴柏
  • 男性29歳
  • 貴州省銅仁市徳江県長堡鎮橋溪村出身
  • 2006年高校卒業後、広東省珠海、中山などで働いていた。
  • 2014年の初め頃、江蘇省昆山市の某電子企業で働き始め現在に至る。企業の職員宿舎に住んでいた。
  • 周は、ネット賭博にハマって金を使い、負けが混んでいたため、普段から友人に金を借りていた。
  • 事件前、周はWechat(中国のSNS)で、「たくさんの人から金を借りている」「めちゃくちゃ狂ったことをやらかそう…このちっぽけな命を失うことになる」と書いていた。
  • 6月12日7時34分,周は江蘇省昆山市を出発、クルマで上海へ向かい、青浦地区でバスに乗り換えて浦東空港へ向かった。
  • 14時26分、周は浦東空港第2ターミナルのチェックイン・カウンターで犯行に及んだ。
  • 周はビール瓶の中に爆竹を充填していた。
  • 捜査の結果、警察は江蘇省昆山市の周が住んでいた部屋から、爆竹の残留物を発見している。

容疑者は空港で白タクをやっていた?

上海市公安局の発表を見ても、周容疑者が空港で爆弾を使って大騒ぎを起こして、自殺を図るに至った理由がよくわかりません。なぜ空港なのか?そんなことを考えていたら別のニュースを見つけました。

The Real China - 真实的中国: 上海机场爆炸 男子投弹后割喉 疑黑的司机不满被罚报复

▲こちらの記事によると、

有人称他是在机场拉客的「黑的」司机,因日前被执法人员抓获,不满处罚所以昨带同自制爆炸品往机场报复兼死控。

ある人によれば、彼は空港で客引きをやっていた白タクの運転手であり、数日前に捕まり、処罰に不満だったので、自作した爆発物を持って空港へやってきて報復を兼ねて死のうとした

この情報が正しければ、警察の発表とはかなり食い違ってきますけど、空港に対する直接の恨みが説明されているので、報復に及んだ動機が理解しやすいですね。

※こちらの記事は随時更新です。新しい情報が入り次第追加します。