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【香港・北角】市場のレストランでウナギと鯪魚を蒸して食べる

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香港にいた頃、よく街市の食堂を利用していた。「街市」とは、香港の市場である。街市にはビルの中に入っているタイプのものがあって、そこで野菜や魚や肉を売っている。そのビルの一部に、レストランが入っていて、食事ができるようになっている。食事できるスペースのことは、「熟食中心」などと呼ばれる場合が多い。

友人と昼時に待ち合わせする時などに、街市のレストランをよく使った。香港はビルがたくさんあって、人も多いので、私などは待ち合わせが面倒なのだけど、街市は公共施設が併設されていることもあったりでみつけやすい。待ち合わせの場所にするには最適だった。

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これは友人と待ち合わせした後で食べた食事。2品とって、それに山盛りのご飯とスープをつけてもらった。幾らかは忘れたけど、大体は安価である。

鯪魚とは?

▲こちらは「鯪魚」という魚のツミレを蒸したもの。日本では聞き慣れない魚だけど、香港や広東の飲茶に行くと点心でよく出てくる。美味しい魚である。

ケンヒー - Wikipedia

淡水の魚で、英語名が「Mud Carp」だから泥臭い鯉を想像するけれど、味にクセや臭みはない。ツミレにすると、適度に脂がのって、弾力のある歯ごたえになる。蒸したものも美味しいけれど、ハンバーグみたいにして鉄板で焼いたものがあって、こちらも捨てがたい。ご飯のオカズに合う。

ウナギのブツ切りを豆鼓と蒸したもの

▲こちらは、ウナギをブツ切りにして豆鼓で蒸したもの。蒸した熱でウナギの脂がとろけ出て、そこに豆鼓の味がにじむ。薬味にネギと刻んだ唐辛子を少し入れる。こういうウナギの調理法は、中国や香港でよく見かける。

日本人にとってウナギは蒲焼きで食べるのがほとんどで、日本人はこれがウナギの一番美味しい食べ方だと思っているふしがあるけれど、私は中国や香港の、豆鼓と蒸して食べる方法が好きである。こちらの方がウナギの食味がよくわかる。脂の味とか、肉質の食感が鮮明に出る。

日本の蒲焼きは「タレ」と「焼き」に誤魔化されているような気がする。日本のウナギ屋でも、たまに遠火で焼きあげて、申し訳程度の焦がしを少しつけ、タレを控えめにつけて出す店があるけれど、こういう店はウナギそのもので勝負をかけているのであろう。中国や香港のウナギの食べ方は最初から、ウナギの鮮度が第一である。

市場のレストランだから、仕入れてすぐのを使っているのだろう。見た目は安っぽいフードコートで、食器はステンレスのお椀だけど、街市のレストランは侮れない。

香港の友人に聞いた話によると、香港の街市のレストランは、もともとは路上の屋台を禁止して、街市のビルの中に移転させた…という経緯があるらしい。だから、街市のレストランは香港の庶民の味であるという。香港には美味しいお店がたくさんあるけれど、庶民の味に近づこうとした時に、街市のレストランは手頃で最適な選択の1つである。

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