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黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

上海春節豪華料理の追加説明

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上海で春節の時に食べた年越しの料理がとても美味しかったので、ツイートしたところ、思いがけず好評をたくさん頂きました。

▲その全てはこちらにまとめられていますけど、後半の私のスピーチの部分でツイートしている料理の写真に関する解説が欲しい…との要望がありましたので、こちらで補足しておこうと思います。

▲こちらの写真に見える黄色いのは、卵焼きを皮にして作った餃子(鸡蛋饺)。それを鶏のツミレのスープに入れています。スープの中には白菜と春雨が入っており、上に貝のむき身が乗せられています。この貝はスープを作る時に使われていたようで、味はすっかり抜けてますけど、その代わりスープにいいダシ出てまして、白菜と春雨がそれをタップリ吸っている。卵焼き皮の餃子が口に入れるとホクホクして食感も良かったです。

▲こちらはもち米に干しぶどうをのせて蒸したもの。このあたりから、もうシメのデザートですね。

▲こちらは湯圓(タンユエン)と呼ばれるお団子ですね。中に黒ゴマをすり潰して作った餡が入っています。

▲ごはん粒みたいなのが見えますけど、これは「酒醸」(ジュウニャン)といいます。

【参考】酒醸 - Wikipedia

酒醸は甘酒みたいなものだと思えばいいと思います。これを入れると少し甘みがついて、香りも良く、身体も温まります。上海あたりだと色んな料理に入れて使いますね。

▲こちらはマントウで、中身は何も入っていないのですが、これも酒醸が入っていて、少しお酒っぽい甘い香り。味もほのかに甘みがあります。

▲「酒醸饅頭」というのがありまして、百度百科の解説によれば、江蘇省・浙江省一帯の伝統的な漢族の小吃とあります。上海あたりで饅頭を食べると、酒醸が入っていることが多い。でも、私が食べたマントウは山東省出身の人が作ったものでして、彼は上海とその付近での生活が長い人なので、山東省のマントウ作りに上海一帯の酒醸を入れる技術がミックスされたのではないかな、と。

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大きいけど、中身の餡が入っていないマントウって、日本人にはあまり好まれない?みたいですけど、酒醸入りのは、全体的にほのかな甘味があって、表面のツルツルした皮の食感とか、中のフワッとした食感とか、奥のちょっとしっかりした食感など、部位ごとの香り、歯ごたえが楽しめて、これはこれで大した料理の1つだと思うのですね。

この宴会の最後の方で大きなマントウが出てきた時に、「こんなの最後に出されても食べられないよー(´Д⊂グスン」と思いましたけど、はちきれんばかりの膨らみ方とか、皮のツヤが尋常ではないし香りがいい。

お腹いっぱいだけど1つ手にとって少しづつ千切って食べてみると、今まで食べたことがないレベルの完成度。部位ごとにテイスティングするようにして食べていたら、横におじさんがやってきて、ニコニコしているので、「このマントウって美味しいですよねー♪」と言ってみたら、実はそのおじさんが作ったものでした(笑)。私が神妙な顔つきで部位ごとのテイスティングをしていたので気になって近づいてきたみたいです。

日本人にも親しみやすい上海料理

中国の内陸の料理になると、日本人的にはちょっとキツイのもあると思うんですけど、上海あたりの料理だと、日本人にはあまり馴染みのない食材がたまにあっても、海の幸、川の幸、山の幸を上手く使った薄味の料理が多いので、結構普通に楽しめますね。味の繊細な感覚が、日本人に近いというのか。油っこくもないし、辛過ぎることもない。

日本では、中国の料理を各地方の違い抜きで全部ひっくるめて「中華料理」として見ちゃう人が多いのですが、上海とその周辺の食文化はかなり洗練されているので、日本人にも取っつきやすいと思います。機会がありましたら、ぜひお試し下さい。

私の美味しい上海

私の美味しい上海

 

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