【靖国爆発】『韓国籍の男関与か ホテル捜索も事件直後に出国』東京都千代田区九段北の靖国神社の公衆トイレで11月23日、爆発音がした事件で、韓国籍の男が関与した疑いがあることが2日、捜査関係者への取材で分かった https://t.co/CbFcyyJGMY
— 黒色中国 (@bci_) 2015, 12月 2
靖国の爆弾騒ぎは韓国籍の男が関与との疑いが出てきたが、ここで私が思い出すのは、上海天長節爆弾事件…1932年に発生した朝鮮人による爆弾テロ事件だ。
「わざわざそんな昔のことを持ちだして…」と思う人がいるかも知れないが、この事件は過去のことではないのだ。
中韓の国家による「テロリスト」の顕彰
中韓国交正常化(1992)の2年後、上海の魯迅公園の中に「梅亭」という建物ができた。
これは上海天長節爆弾事件の実行犯である尹奉吉の記念施設である。尹奉吉の号が「梅軒」だったので、このように命名されたようだ。私もここには行ったことがあるのだけれど、かなり立派な建物だった。その内部では、尹奉吉の爆弾テロを「義挙」として記念展示している。
国交回復後、中韓関係のスタートにおいて、両国政府はまず対日爆弾テロ犯の顕彰から着手した…というわけだ。
▲こちらのニュースによると、上海天長節爆弾事件の80年後にあたる2012年に「義挙」を記念する活動が行われたとある。リンク先の写真を見ると、「上海義挙第80周年祈念式」という横断幕が掲げられている。これはどこかの物好きが勝手にやっていることではなく、上海市の虹口区政府が開催し、上海の韓国領事館も参加しているものなので、中韓公式のイベントと言える。
戦後、尹奉吉は韓国で「義士」となり、在日本大韓民国民団も彼を顕彰しているという。抗日という「大義」による爆弾テロは現在も肯定されている。しかもそれは個人や特定の団体だけでなく、韓国のみにとどまらず、中国も含め国家が全肯定しているのだ。「義士」にならって後に続く人が出てきても不思議はない。
今回、靖国で発生した爆弾騒ぎや、以前同所で発生した放火事件、暴行事件などは、こうした中韓の国家によるテロの肯定が醸成しているものではないだろうか。
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