黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【ABU】『アンバサダー4600C3の近代化改修』(1)丸型クラシック・アブの3つの問題点

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中国で大きな魚を釣ろうと思って去年、色々頑張ってみたのだけれど、中国の巨大魚というのは、まずはコイがあり、四大家魚(アオウオ・ソウギョ・コクレン・ハクレン)あり、ナマズありで、アマゾン川みたいに凶暴な魚食魚はあまり多くない。

中国の大きな魚食魚としてはガンユイとかチャオズイは有名だが、なかなか釣れないものだし、釣れるところまで行くのが大変である。それに、中国での大物釣りを志ながら、四大家魚に手を出さないのも変な話である。

かといって、中国人のように20数メートルの延べ竿を使って、釣ろうとか思わない(信じられないことだが、あの国にはそういう延べ竿が存在するのだ。無論、振り出しではあるが)。

f:id:blackchinainfo:20150508091814j:plain▲中国の釣具店の軒先を見ると「26米長杆」「29米長杆」などと書かれている。26mとか29mの振出竿が実際に使われているのだ。

やはり日本の釣り方を上手く応用して釣るべきじゃないか、と考えて、練りエサやらパンを使って、釣ってみようと思い始めた。

こういうのは気の長い釣り方であって、エサをつけた針を投げ込んで、しばらく待つ…ということになる。どんどん場所を変えて、居場所をさぐるような、ルアー釣りとは別である。

しかし、エサ釣りだと同時に複数の竿を出すことができるメリットがある。無論、道具も複数用意せねばならないのだが、その中でも一番高価なのはリールであろう。太いラインがたくさん巻けて、頑丈でドラグが強くて、安いリールはないだろうか…と探し始めた所、もう数年使わないで棚の飾りになっている古いリールのことが気になり始めたのだ…

「アンバサダー4600C3」という選択肢

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アブのアンバサダー4600C3である。調べてみると、サードパーティ製のドラグワッシャーで8kg以上のドラグパワーを出せるらしい。フレームも頑丈である。

このリールには5000番台6000番台もあるけれど、単にスプール幅が大きくなるだけで、機構的には同じである。日本の中古屋とかオークションサイトに安く転がっているし、新品で買っても高くない。

私がとりあえず狙おうとしているのは、自動車ぐらいの大きさの巨大エイとか、3mオーバーのチョウザメとか、100kg級の巨大ナマズではない。中国のコイや、四大家魚のクラスであれば、たぶん6000番台で充分対応できるのではないか。

ただし、気になることが3つある。

丸型クラシック・アブの3つの問題点

  • 浸水バックラッシュ
     この手の丸型クラシック・アブの有名な欠点として「浸水バックラッシュ」というのがある。リールの内部に水が入り込むとブレーキが効かなくなって、バックラッシュが頻発するのだ。私がこのリールを「棚の飾り」にしたのは、それが原因であった。
     ネットで色々調べていると、浸水バックラッシュを解決する方法が幾つか紹介されている。しかし、同じ方法を使っても解決しなかった…という事例も見られる。ルアーの巻物でキャストを繰り返すのではなく、私はブッコミ釣りで使おうとしているだけだから、あまりこの問題は重要ではないかも知れない。
     ただ、一旦浸水バックラッシュになって酷くもつれてしまうと修復が難しく、旅先ではラインが簡単に入手できないので、やはり浸水バックラッシュが解決されないと困る。

  • ラインが左寄りに巻かれる
     上掲の写真をよーく見ていただくとお分かり戴けるのだが、スプールの左側の方(つまり写真では右側)にラインが多く巻かれて太くなっている。これはトラブルの原因にもなるだろうし、バックラッシュを深刻なものにする原因になっていうかも知れない。
     この問題は、「スプールピニオン」というパーツが摩耗することで発生すると言われているが、そのパーツを交換すれば必ず解決できるのか…こればかりは試してみないとわからない。

  • ドラグパワーの強化
     ドラグワッシャーをサードパーティ製のものに交換するとドラグパワーが8kg以上になる…らしい。ちなみに「怪魚用リール」として知られるシマノのカルカッタコンクエスト400でも7kgである。
     ebayを見てもドラグパワーを20%アップできるドラグワッシャーが売られている。現行商品で使用されているアブ純正のカーボンマトリクスドラグのワッシャーが転用できて、それならばドラグパワーは10kgになる…という話もある。ただし、それらのドラグワッシャーが私の持っているorこれから買おうとしている丸型クラシック・アブで使えるのかは定かではないし、噂通りのドラグパワーが出せるとも限らない。
     そして、そういう強力なドラグパワーを出せたとしても、元々のリールの設計がそれらの強度に対応していないので、不具合を起こすのではないか、という話もあり、オリジナルのドラグワッシャーを脱脂すれば充分なドラグパワーが得られるので、この部分はいじらない方が良い、という意見もあるのだ。

もし、中古の丸型クラシック・アブのパーツを変更して、これら3つの問題を克服できるのであれば、安価に大物用のリールを複数調達することができる丸型クラシック・アブであれば、構造が簡単なので、メンテナンスやオーバーホールも自分で出来るし、交換パーツも簡単に手に入る。長期間の釣り旅をする上では非常に好都合のリールなのである。

そこで、まずは手持ちの4600C3を実験台にして、3つの問題点が解決できるものなのか、試してみることにした。このブログは中国問題がテーマであるけれど、釣りを切り口にして中国を観察してみたいという考えもあり、丸型クラシック・アブの3つの問題についてはネット上に情報が多いものの、断片的であることが多いため、同じような悩みを持つ方々のためにも、こちらで対策の過程をまとめておこうと思った次第である。(つづく)

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▲丸型クラシック・アブは現在も新品で入手可能である。最新型のものを買えば、6点ブレーキでカーボンマトリクスドラグでチタンコーティングラインガイドなのだから、中古をいじるよりもお得かも知れない。でもやっぱり私的には前世紀90年代の黒地に金文字のデカールシールを貼っているモデルでないと、気分が乗らないのであるw。