黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【表現規制】『日本アニメ3本を処分 中国で配信「暴力的」』…処分対象になった作品を探してみました

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▲上記の産経の記事はその後、

リストに入れた作品数や処分内容は明らかにしていないが、日本のアニメ3作品を名指しで挙げており、日本のアニメに対する締め付けが強まる可能性がある

…と続くのですが、読んでいて、なんだかスッキリしない内容です。

中国のネットでよく調べてみるとわかったのだが、処分対象になっているのは3本だけではないようです。「3本」は中国文化省が名指しで挙げたものであり、この他にも処分を受けた作品はあるようです。

多部日本动漫涉及不良内容 遭视频网站停播下架

▲こちらを見ると、中国のネットユーザーが調べたとされる、処分を受けた日本のアニメの作品名が紹介されていました。以下、抜き出してみると…

  • 《进击的巨人》…これは『進撃の巨人』ですね。
  • 《寄生兽》…『寄生獣』
  • 《刀剑神域》…『ソードアート・オンライン』
  • 《死亡笔记》…『デスノート』
  • 《吸血鬼同盟》…『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』
  • 《东京食尸鬼》…『東京喰種トーキョーグール』
  • 《黑执事》…『黒執事』

…となります。私はあまりアニメとかマンガを読まないのでわからないのですが、有名なものも含まれていますね。そんなに表現上問題がある作品なのでしょうか?これらは処分を受けた「一部」ですから、実際はもっと処分を受けた作品があるのでしょう。

今回の処分の対象となっているのは、「暴力、ポルノ、テロ活動をあおる内容」という条件になっていますが、「暴力」で言うと、中国の反日ドラマなんかも、日本の基準でみたらかなりヤバイのがあります。

youtu.be

▲この53秒目からスタートする日本兵の内臓をえぐりだすシーンとか(そういうのに弱い人は見ない方がいいです)

日本兵を真っ二つに引き裂くのもありましたけど(こちらは自分で探してください)、反日ドラマの中で「日本兵」を対象にしている場合は、残虐シーンもありなのでしょうか。

産経の記事の締めくくりは「日本のアニメに対する締め付けが強まる可能性がある」でした。確かにそういうのもあると思うのですが、今回「処分」の対象にしたのは、ネットの動画配信サービスにアップされているものでして、これは「表現に問題のある日本のアニメ」という反対されにくい口実を利用して、中国政府がネットの管理強化に乗り出しているのかも知れません。

進撃の巨人(1)

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