高須院長のツイートを見ていると、「寿司茶漬け」なるものを食されているという話を見かけることあり、たぶんこれは「ネタ」であろう…と思っていたのだけど、こんな動画があった。
…絶句した(笑)
ところで、これって美味しいものなのだろうか?
他に同じことをやっている人がいれば…と思ってググっていたら出てきたのが北大路魯山人だった(笑)
たい茶漬けは世間に流布され、その看板をかけている料理屋さえ出来てきた。関西ではもちろんのこと、東京でも近来よく見かけるようになった。また、家庭にも侵入して、実際に試みられるようにさえなっている。それなのに、たいより簡単で、美味うまいまぐろの茶漬けが用いられていないのは、ふしぎな気がする。
たいは関西がよく、まぐろは東京がいい
そういえば「鯛茶漬け」は私もかなり前に食べたような記憶がある。中国だと粥に魚の切り身を入れるので、これも似たようなものか。魯山人曰く、マグロの茶漬けは鯛茶漬けより美味しいらしい。高須院長の寿司茶漬けはマグロだけではないが、マグロもちゃんと入っている。
茶漬けの御飯
御飯の炊たき方がやわらかく、ベタベタするようなのは一番いけない。すしの飯の程度がいい。炊きたての御飯ではいけない。生暖かにさめた程度がいい。茶漬けにもよりけりだが、魚の茶漬けには冷飯は絶対にいけない。
「すしの飯程度がいい」とあるから、寿司を使うのはちょうど良いということになる。
お茶の出し方
かける茶は番茶では美味くない。煎茶にかぎる。煎茶の香味と苦味とが入用である。少し濃い目の茶をかけると、調和がとれる。茶が薄くては不味い。だから、粉茶の上等がいいというわけになる
高須院長の動画を見ても、確かに煎茶らしきものをかけている。つまり、高須院長の寿司茶漬けは、「奇食」ではなく、魯山人的にも理にかなった「美食」であるらしい。
私も今度試してみようと思いますw
■追記
記事をアップした後、フォロワーの方から、興味深いツイートが寄せられましたので紹介しておきます。
@bci_ 私の母は、時々「昨日のお寿司」を使って「寿司おじや」を作ってます。新鮮じゃないお寿司(握りも巻きも全部ごったw)と水をお鍋に入れて、クツクツと煮ておじやにするんですが、これはこれでおいしいです。
— みーこ@高知 (@miyabi_2222) 2015, 3月 7
@bci_ 高須院長も、もしかすると子供の頃に「寿司おじや」を食べた事があるんじゃないかって想像。たぶん、母と高須院長は同世代ですしw 昔はハレのご馳走で残ったお寿司を無駄にせず、おじやにして食べてたんじゃないかなぁって思います。
— みーこ@高知 (@miyabi_2222) 2015, 3月 7
@bci_ いやぁ、「もったいない」から「おいしく食べよう」は、意外と全国同じなんじゃないかなぁって思います。レンジがない時代に、干からびて固くなったお寿司をおいしく食べようと思うと、煮るしかないですから。
— みーこ@高知 (@miyabi_2222) 2015, 3月 7
▲ちなみに、みーこさんに確認してみたら、握り寿司も巻き寿司も煮るそうですw
@miyabi_2222 @bci_ 是非、愛媛県宇和島市の鯛飯を御賞味あれ!←鯛のお刺身を乗せて、熱々のお出汁を掛けて頂く、ご馳走っす!ヽ(・∀・)ノ
— 野良犬@小柄で地味な人 (@zin1911) 2015, 3月 7
@miyabi_2222 @bci_ 松山の鯛飯は炊き込みなんですけど、宇和島や愛南ではお刺身を乗せます。炊き込みは小田原とか関東でも名物になってますが、お刺身乗せは、愛媛に来て、初めて食べました!←私はどちらも好きです!
— 野良犬@小柄で地味な人 (@zin1911) 2015, 3月 7
▲こちらは正確には「寿司茶漬け」ではありませんが、お刺身をご飯に乗せて、お茶や出汁を掛ける料理は珍しくないので、「寿司茶漬け」もその一種と見ればいいのかも知れません。