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黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【上海逍遥2014】(4)清真女寺(女性用モスク)

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▲豫園を離れて南に下る。交差点の陸橋から南西を眺めると、このような景色が続いている。この一体は、かつて城壁に囲まれていた上海の旧市街にあたる。かつて「南市」と呼ばれていた地域だ。このあたりは再開発がまだ及んでいないため、昔ながらの古い建物が残っている。そのため、遠くには高層建築が見えるけれど、手前に見当たらない。私は上海の中でも特にここを愛する。

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▲さっきの写真の手前にイスラム風の建物が見えていたが、ここにはモスクが2つある。こちらは「清真女寺」と書いてある。女性専用のモスクなのか…ちょっと中に入ってみよう…

意外なところに、日本との関わり

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▲「上海市清真女寺」の紹介があった。元は1933年に建てられたイスラム女学校で、抗日戦争中に活動停止…日本終戦後に再開し、1958年に別のイスラム女学校と合併され、住居として使用されたが、1993年に清真女寺として回復…1958年というのは、中共の「社会主義改造」が行われていた時期にあたる。住居不足解消のため、「合併」させられたのか。1993年頃は、改革開放の一環で、それまでに破壊・転用されていた中国各地の宗教施設が復元されていた時代にあたる。

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▲さっきの説明書きでも、2010年の上海万博を迎えるにあたって、「大修」されたとある。そうやって多くの外国人の目に触れるとなれば、それまで破壊していた宗教施設をせっせと修復するわけだ。

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▲上海市清真女寺の中の黒板。「民族団結共建文明社区」と書いてあった。

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▲黒板を眺めていると、後ろで物音がする。頭に布をかぶった老女が私を見ている。振り向いて、ゆっくり深々と頭を下げると、ニコニコと笑いかけてくれた。言葉を話さなくても、頭を深くさげれば、日本人であると、わかってもらえることが多い。

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▲中国の少数民族などが多い地域では、ゆっくりと動作すること、初めての人にはいきなり中国語で話しかけずに、深々と頭を下げて挨拶すること、この2つを私は習慣としている。いきなり中国語で話すと、漢民族と間違われるからである。漢民族と間違われても、必ずそれが問題になるのかと言えば、そういうこともない。しかし、ほとんどの少数民族にとって、漢民族よりも日本人への好感が高いようである。(続く)