黒色中国BLOG

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中国の731部隊研究者が米国国会図書館で見つけた「Q報告」とは?

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昨日、中国語のニュースを見ていたらこんなものをみつけた。

2011年11月にハルピン市社会科学院の731問題国際研究センターの楊彦君氏が米国国会図書館で、日本の細菌戦資料を調べていたところ、3つの解剖報告書を発見…その内の1つが、ペスト菌報告の「Q報告」だった…というもの。

 「Q報告」は13年前にも日本で報道されていた?

この「Q報告」が気になってググってみると、別にこれは真新しい話でもないらしい。

13年前に朝日新聞でも既に報道されていたようだ。

楊彦君氏の独自の新発見したというよりも、少なくとも日本では13年前から知られていることであり、それを元にして2011年11月に楊彦君氏が米国国会図書館に当該資料を探しに行った…のではないだろうか。それにしても、この11年のタイムラグはなんなのか?

楊彦君氏の米国国会図書館での資料調査は、2011年11月。こちらのニュースによれば、2010年に被害者名簿が公表された1年後にあたり、2012年に731部隊跡地は世界遺産の申請リストに入っている。

▲つい先日はこんなニュースもあった。

たぶん、2010年頃から、世界遺産登録を目標に、旧日本軍の生物化学兵器分野の戦争責任に関する中共の工作活動が強化されてきたのであろう。

常石敬一氏とは?

2005年に「新たな証拠を発見」した常石敬一氏は、「神奈川大学教授」ということで、専門はなんだろうか…と疑問に思ったのだが、

常石敬一(ウィキペディア)

1966年に東京都立大学理学部物理学科を卒業後、1973年に長崎大学講師となり同校教養部教授を経て、1989年より現職。主な専門は科学史、科学社会学、STS(科学技術と社会)、生物化学兵器軍縮。731部隊や旧日本軍の化学兵器製造について研究を行ってきたことから、NHKをはじめとするメディアにおいては「毒ガスの専門家」とされて登場することが多い。
ただし、実際の研究内容は戦史的・科学史的な分野が中心である。 著書の内容は取材などによるものが多く、戦争責任に関する講演会に積極的に参加する事でも知られている

 731部隊や化学兵器が専門のようだが、別に化学が専門というわけでもないらしい。

サリン事件に登場した「毒ガスの専門家」常石敬一教授を嗤う

常石敬一氏?

ちょっとググっても、こういう記事が出てくる人物である。

一連のニュースを整理して考えてみると、日本の「活動家」が先行して情報収集していたのを、最近になって中国側が後を追うようにして、同じソースにあたり、731部隊跡地の世界遺産登録を目標に、活動を強化している…という印象を受ける。

今後、これらの成果を集約して、中共がなんらかの工作を開始するのかも知れない。しばらく動向を注視しておこうと思う。