▲こちらの記事がバズりまして、たくさんの人に読んでいただけました。皆さん、ありがとうございました。
そこで寄せられたコメントに、ジョージ・オーウェルの『一九八四年』のことがよく書かれておりました。
私のブログ記事の中に出てくる「スピーカー」が「テレスクリーン」だ…という指摘とか。
でも、お恥ずかしながら、私はあの小説を読んだことがないのです。
『一九八四年』を横書きで読みたい!
中学生の頃から気にはなっていたのですが、ずっとタイミングを外したまま今に至ります。
では、この機会に読もうじゃないか…と思ったのですが、
『ハードウェアハッカー』を読んだ時、「なぜこんなに読みやすいんだろ?」と不思議に感じたけど、あの本は全部「横書き」で、普段PCやスマホで見てるのも「横書き」だから、もう現代人の目の動きが「横書き」に最適化されているんだろう。今後分野に関係なく横書きの本が増えると読書人口は増えるかも pic.twitter.com/lYg44XODvH
— 黒色中国 (@bci_) January 26, 2019
▲先日、こちらのツイートでも書きましたけど、最近は縦書きの文章を読むのがツライのです。
だったら、横書きの『一九八四年』ってないのかな…と考えました。
たまに日本語訳だけど横書きの翻訳小説ってありますよね。たしか『ライ麦畑でつかまえて』だったかな。名作の翻訳小説ってそういうのがあった記憶がある。だったら『一九八四年』でも…と思い、探してみると…
クリエイティブ・コモンズ版『一九八四年』
▲ありました!
こちらは、H.Tsubotaさんが翻訳されて、クリエイティブ・コモンズになっているそうです。
H.Tsubotaさんの訳で、キンドル版もあるのですが、そちらは縦書きなのでアウト。上掲のページのHTML版を全部PDF化しました(ブラウザから「印刷」でPDFにできます)。
▲それからiPad Pro(12.7)に移して、電子書籍リーダーで読めるようにしました。横書きだと読むのが早い!スイスイ読み進められます(^^)
私としては「タダ」というよりも「横書き」で読めるというのが嬉しいです。
H.Tsubotaさん、ありがとうございました!
▲こちらはH.Tsubotaさんの『一九八四年』のキンドル版になります。縦書きですけど、キンドル読みたい方はこちらをどうぞ。ただし、こちらは有料(99円)になっております。
- 今日の発見 「横書きでないと読みにくい」というのをかなり引きずっておりまして、世の中のすべての本が横書きにならないかと思っていたのですが、こういう「抜け穴」があるのを忘れておりました。そういえば「青空文庫」だってウェブ版は全部横書きですね。