黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

文革

中国人が朝になると真冬でも窓を開ける理由

「こんなの誰が知りたがるかよww」 というタイトルですが、毎年冬になると、以前上海で友達のお母さんと一緒に暮らしていた時のことを思い出すので、書いておこうと思いました。 この「お母さん」とは ▲こちらの記事の冒頭に出てきた「80歳ぐらいの老母」の…

中国軍における習近平の「毛沢東式個人崇拝」について

ツイッターで私がよく参考にしているアカウントに「中国民報」さんがありますけど、そちらに興味深い写真がツイートされていました。 pic.twitter.com/tcnRwydNht — 中国民报 (@chinaminbao) 2017年7月31日 中国人民解放軍での食事の様子ですが、壁面の文字…

劉暁波氏の海葬について

日本の報道を読むと、劉氏の墓が民主化運動の「聖地」となるのを恐れて中国共産党が海葬(海上での散骨)を親族に要求している…との内容が見られる 確かにそれは中国共産党にとって回避したいことであろうけど、よくよく考えてみると、かつての国家指導者で…

なぜ中国の国歌を個人の葬式で使ってはいけないのか?

【中国、国歌を貶めた場合は拘留15日】草案では、個人の葬儀など「不適切な場所」での国歌の放送を禁止。広告や商標、公共の場所で流す場合、編曲することを禁じている。さらに、歌詞を変えたりして国歌の尊厳を傷つける行為も禁止した。 https://t.co/t52DW…

「俺が死刑にされても後を継ぐ人が絶えないぞ」…城管殺しの行商人は高い教養の持ち主だった?

江蘇省宜興市内の野菜市場で行商する張建国さんは、「行商人虐め」を専門とするような悪名高い「城管」の一人を刺し殺して逮捕。警察に連れられて現場検証を行う時、彼は「俺が死刑にされても後を継ぐ人が絶えないぞ」と叫ぶと、見物する大衆からは熱烈な喝…

顔のない石獅子

昔、北京に留学していた頃、時間があるとカメラを持って外に出て、ひたすら街を歩き続けて写真を撮った。 今思うと、特に何か撮りたいテーマがあったのではなく、北京の人々の中に入り込んで、彼らの生活を見たかった。中国とは一体何なのか…自分の目で確か…

【チャイナウォッチャーとしての開高健】(序)『過去と未来の国々』を解読する

高校生の時以来、ずっと「中国とは何か?」ということばかり考え続けている。 そのために、留学して中国語を学んだり、中国に住んでみたり、日々、中国に関するニュースや本を読んでいるのだけれど、長年こういうことばかり繰り返しても、未だによくわからな…

【上海の街角で】(4)下町の路上で麻雀を楽しむ老人たち

上海の下町を歩いていると、このような光景をよく見かける。 日本の屋外で麻雀をするのは、花見の時にちょっとあるぐらいだが、中国では普段からよく行われている。 下町の家の中は狭いし、近所の人や通行人も交えた方が楽しいので、中国人は屋外で麻雀をす…

【写真・動画】「共産党礼賛の56人組アイドルが人民大会堂で公演」で明らかになった中国の北朝鮮化

www.sankei.com 中国の女性アイドルグループがこのほど、北京の人民大会堂で毛沢東の巨大な肖像画などを掲げて共産党を礼賛する公演を行った。今月で発動から50年となる大規模な政治運動「文化大革命」を想起させる内容に、公演を許可した当局に対し「北朝…

中国特別版Windows 10と金盾、そして文革で被害に遭った中国の老人について

【「中国特別版Windows 10」の存在をMicrosoftが明らかに】中国向けにカスタマイズされたWindows 10は、Microsoftの自社製品が中国で動作するように調整されており、ノーマルバージョンより多くの管理… https://t.co/6w50q3EhSJ — 黒色中国 (@bci_) 2016年3…

【江青女史の食生活】生クリームはオートミールに入れるものなのか?

江青とは、毛沢東の4度目の妻である。文革時の「四人組」の一人だ。 北京の月刊誌『炎黄春秋』(2014年2月号)に、江青の身の回りの世話をしていた女性看護師のインタビュー記事が掲載され、その内容が産経の記事でも紹介されていた。産経の記事はほど…

【中国・上海】失われた外国人墓地を求めて(BUBBLING WELL CEMETERY)

古地図の一片に見えた疑問をたどると、中国の近現代史が見えてきた 地図を読むのが好きである。特に、古い地図は面白い。1932年に作られた上海の地図なんかは、上海は今も存在する実在の都市であったとしても、地図に書かれている情報が今とは全く違う。…