ツイッターで時折、私が中国で食べた美味しいものを紹介していると、「大丈夫なんですか?」という質問が寄せられることがある。
不衛生であるとか、毒が入っているんじゃないか…という指摘であろう。
日本のマスコミが中国の食べ物を紹介する時は、ネガティブな取り上げ方が少なくないので、「中国の食べ物=毒」という印象を持っている人がいるわけだ。
私が故意に毒入りの食べ物を「美味しい」と紹介するわけもなく、毒に当って死んでいればツイッターで紹介できるわけもなく、死なないまでも体調不良を感じていれば、まずはそのことを報告するだろうし(黒色中国とは本来、中国のネガティブな情報を紹介するものだ)、もし毒入りの食べ物を売る店があれば、先に中国人が大騒ぎをして商売を続けられなくなるだろう。
場所によっては、悪辣な衛生環境で調理していたり、マガイものや汚染された素材を使っている店もあるのだろうけど、そもそも私はそういう店に行かないし、そういう店の料理が美味いわけもなく、私もいちいち紹介することもない。
だから、わざわざ「大丈夫なんですか?」と聞いてくるのは愚問の極みと思うのだが、日本のマスコミがそういう「自分の頭で考えない」「マスコミの情報を鵜呑みにする」日本人を作っているわけで、世の中的には、そういう人達の方が正しい、常識的な社会人なのである。
こういう人に反論して、「大丈夫ですよ」「中国の食べ物の全てに毒が入っているわけではありません」と当たり前のことを言うのは、なんだか日本の常識に対抗しているような、反社会的な行為をやってるような気分になってくる。
だから、ツイッターではあまり中国の食べ物について書かないようになってしまった。
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